内容説明
戦後75年間隠されてきた歴史の真実戦争を煽り真珠湾攻撃を待ち焦がれていたルーズベルト。広島原爆投下に固執したスチムソンは非情な軍国主義者だった
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。
tamami
52
日米の政治的指導者の資質の違いは、日本のそれが集団主義的であるのに対して、アメリカは個人の存在感が圧倒的であるように思う。次期大統領に選出されたトランプ氏などはその典型だろう。本書の副題に登場するルーズベルトも圧倒的な存在感のある大統領であった。日本はなぜ無謀とも言われる対米戦争に突入したか。著者は、当時の大統領の胸に萌した日本憎しの感情が、真珠湾攻撃という〝戦果〟となって、その後の戦いの帰趨を決定づけた経過を、近年発掘された「アメリカ第一主義委員会」に関する史料を基に詳述する。著者の渡辺惣樹さんは、これ2024/12/06
kawa
36
物事には裏表があることが一般的なので、ルーズベルトが、ヨーロッパ戦線に参入するために日本を締め付け利用して裏口参戦を図ったと言う、筆者の読みは大いに有り得ることだと思う。ただ、本書ではそのルーズベルトの動機について「テーマではない」とパスしてしまっている。そう言えば、筆者翻訳のフーバー元大統領「裏切られた自由」でも同様な感想。彼の決断で、ヨーローッパ20万人、太平洋9万人と連合軍最大の死者を出している。なぜの疑問は大きくなるばかりだ。原爆投下についても複数の米軍関係者が必要なかったと述べている事実も重い。2025/02/11
nabe
7
FDRはなぜ欧州戦争に参戦したかったのか、チャーチルとの支援の約束を守るためだけ?ニューディール政策での景気低迷を回復させるため、との見解もあるようだが…。チャーチルはなぜドイツに宣戦布告したのか?ただの戦争好き? スチムソンはなぜ、蔣介石を善、日本を悪と考え続けたのか、がもうひとつよく分からない。そこにもコミンテルンの工作が功を奏したのか?日本が日露戦争に勝ったことが、優越人種であるはずの白人として許せなかったのか?まだまだ分からないことだらけ。2020/08/11
Fumi Kawahara
3
あれ?!知らない内に渡辺惣樹さんの本出てる!と思って、中身見ないでぱぱっと掴んでちゃちゃっと買う。中身は中高生向けかなら、概要としてざっくり読み飛ばす。買ったからには、読む!2020/10/17
Hashy
1
昨今太平洋戦争の開戦事情についてはいろいろな本で書かれるようになって来た。筆者は歴史修正主義という概念を使い、真珠湾攻撃は米国フランクリン・ルーズベルトが対独参戦のため待ち望んでいたものと説明する。もう一人の中心人物、ヘンリー・スチムソンが原爆投下に固執していたと説く。歴史修正主義という語は通常余り肯定的に用いられないが、著者は正統派歴史書では語られない裏側を描くものとして使っている。確かに本書は今まで刷り込まされてきた自虐的歴史観から見ると驚くことばかりだ。批判を恐れず新しい視点を示す著者の目は貴重だ。2024/06/07




