宝島社文庫<br> スワン 女性秘匿捜査官・原麻希

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宝島社文庫
スワン 女性秘匿捜査官・原麻希

  • 著者名:吉川英梨【著】
  • 価格 ¥618(本体¥562)
  • 宝島社(2020/09発売)
  • ポイント 5pt (実際に付与されるポイントはご注文内容確認画面でご確認下さい)
  • ISBN:9784796684149

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内容説明

背望会テロ事件から1年。警視庁鑑識課・原麻希のもとに、公安部の広田達也から「背望会リクルーターの指紋が見つかった」という連絡が入る。捜査のため奈良県に向かったふたりのもとに、新たな事件の一報が。奈良県知事選候補者が誘拐され、身代金の運び屋には麻希が指名されたというのだ。またもや背望会の仕業なのか、それとも――!? 大阪府警vs.警視庁の熾烈な捜査バトルが繰り広げられる、人気長編警察小説シリーズ第2弾。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。

utinopoti27

150
警察小説に期待するものとは何?多少の無茶は承知の上でエンタメ性を優先するか、あくまでリアリティにこだわる人間ドラマに重きを置くか、読み手それぞれだろう。ちなみに、このシリーズは、明らかに前者。ハラマキの懲戒免職級の行動(?)や、型破りなサブキャラは、お約束の突っ込みどころだ。今回は、前作で唯一取り逃がしたテロ組織のキーマンを巡って、大阪府警との合同捜査に臨む彼女の活躍が描かれている。事件を詰め込み過ぎたせいか、ややまとまりに欠ける収束が気にはなるものの、作品全体のバランスは悪くない。軽いノリで楽しむべし。2021/11/26

absinthe

143
前作より、ずっと面白くなった。何だか無理のある場面が少なくないけれど、ずっこけ二人三脚の捜査もおもしろい。陰惨な事件の割にあっさり進むのだが、浅い感じはしない。ハラハラマキマキスリル満点。2017/06/06

absinthe

139
再読。前回の感想も楽しんだと書いてあったが。あまり記憶に残ってなかったのでもう一回楽しめた。主人公に娘がおり、小学2年生という設定がちょうどabsintheとかぶる。共感がもてたのはそういうところなのかもしれない。ずっこけ二人三脚の捜査もおもしろい。冗談かと思わせる設定とシリアスの微妙な混在。設定の凸凹加減が良い個性を生み出した。気に入れば嵌るだろうが万人受けは無いだろうな。2019/02/01

ma-bo

96
先日読み始めた、鑑識課女性秘匿捜査官原麻希(ハラマキ)シリーズ第2弾。2011年に発表された作品になります。前作のテロ組織背望会のリクルーターの指紋が見つかったとの事で奈良県へ。巡査遺体損壊事件、知事選挙候補者の誘拐事件、女優全裸遺体損壊事件が次々起きる。ハラマキの型破り(懲戒免職級)な行動と奈良県警、大阪府警の強烈なサブキャラ達。リアリティよりもエンタメ性に重視をおいた作品として楽しむシリーズかな。リクルーターが接触する「スワン」の正体に最後驚き。次作も近日中に読む予定2025/07/09

セウテス

94
【捜査官 原麻希】シリーズ第2弾。テロリスト背望会による事件から1年、背望会リクルーターが動き出した。麻希と広田は、リクルーターを追って奈良へ向かう。物語の根底にテロリスト背望会と警察の闘いがあり、警察小説として警察官家族の問題が、描かれる迄は定番だろう。本シリーズの特徴は、一警察官として家族を守れる限界や、警察官の正義の危うさに言及している事だ。ただ、鑑識課の一捜査官が背負うには、少々無理がある物語に感じる。テロリストは絶対悪なのか、正義を実現したくて社会悪を倒したくて、道を違える者もいるのではないか。2020/03/31

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