コロナ禍日記

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¥2,200
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コロナ禍日記

  • ISBN:9784907053451

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内容説明

二〇二〇年春、新型コロナウイルスの流行により激変した私たちの日常。感染者・死亡者は日に日に増加し、経済活動は停滞、コミュニケーションも制限された。この未知なる状況の中で、人々はどんな生活を送り、何を思ったのか? 作家、漫画家、ミュージシャン、店舗経営者......日本および世界各地で暮らす十七人が、コロナ禍数ヶ月の日々を記録した日記アンソロジー。

目次

韓国チプコク日記―コロナ禍と私の90日 木下美絵
防ぐために・反射しないために」香山哲
散木記 (抄) 円城塔
コロナ禍絵日記  ニコ・ ニコルソン
波士敦日乗 大和田俊之
コロナの時代の育児 谷崎由依 
グッドモーニング、ベトナム日記  速水健朗
日日京都映画雑記2020春 田中誠一 
UKロックダウン日記楠本まき
営業自粛日記 西村彩 
春の相槌 マヒトゥ・ザ・ピーポー
コロナ下飯日記 王谷晶
余の過ごしたるコロナ禍の日日 福永信
もうこれでいいや日記 栗原裕一郎
床上げ 中岡祐介 
個人的な四月」植本一子
『コロナ禍日記』編集日記 辻本力

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

とよぽん

49
2020年新型コロナウイルスが世界中に広がる、まさにその時、どんな日々を過ごしていたか。王谷 晶さんは食事記録のような感じで、「米を2合炊いて全部茶漬けで食う」日もあれば、締切りが迫って「食パンにマヨネーズ、水で流し込む」日、「ツナ納豆生卵めかぶキムチうどん食す」など。外食できないストレスが文面から伝わってくる。谷崎由依さんの「コロナの時代の育児」、ニコ・ニコルソンさんの「コロナ禍絵日記」、楠本まきさんの「UKロックダウン日記」などからも、個人的なことが政治と直結していることを痛感した。2020/10/05

shikada

24
作家さんなどの2020年3月~5月ころの日記をまとめた一冊。読んでて、ちょうど1年前頃の情勢がまざまざと思い出された。そういえばこの頃マスク売ってなかったな…とかパスタ売り切れてたな、とか。思うに今回の疫病騒ぎって、ほとんど災害に近い性質のものだけれど、非常に長期間続くという点で他の災害(地震とか)とは異なってる。適応の仕方も確立したものがなくて、皆手探りで生活をなんとかやっている印象。あとは欧米に住む日本人に対する、アジア人ヘイトの話が生々しかった。日本にいるとわからないな。2021/07/24

スイ

16
コロナ禍の様々な人々の日記からなる本は、「仕事本」を既に読んでいるのだけど、タイトル通りあちらは仕事が中心、こちらは生活が中心(もちろん、仕事と生活は絡まり合っているのだけど)。 食べたものを記録する人が多いのが新鮮だった。 生活と食は不可分だからでもあるし、この時期、生活の変化が感じられるのが食くらいしかなかったからでもあるだろう。 が、私があの時期に日記を書いていたら食事のこと書いたかなぁ…特においしかったものは書いたかもだけど。あまり食への興味が強くない。 「仕事本」の感想と重なるのだけど、2021/02/08

tokkun1002

4
2020年。コロナ禍中。色んな人が日記を書いている。偏りはあるが記録になる。まだおさまらないが既に忘れている事の多さに気づく。2021/04/06

バーベナ

4
いろいろな国、立場のひとのコロナ禍での日記。芸術や経営者、独立して糧を得ている人が主。しかし政治批判が多い。内容はどうあれ言葉が汚いと残念に思う。テイクアウトはマクドナルド率が高い。2021/04/11

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