ファン文庫Tears<br> 旅先であった泣ける話

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ファン文庫Tears
旅先であった泣ける話

  • ISBN:9784839974343

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内容説明

本書は日々の生活で疲れているあなたに、一粒の涙を届けるために作られました。

収録されているのは、(悲しいのではなく)感動して泣ける短編が12編。そこには、あなたの好みのストーリーがきっと見つかります。


本書では「旅先」にまつわる、出会いや別れのエピソードを掲載しました。


【掲載エピソードの一部】
「いつか行く場所へ」
高速バスターミナルのベンチに座る武敏。恋人の美菜と一緒に来るはずだった。


「菩提樹の下で」
インドで、少年にバッグをひったくられそうになる聖也。紳士に日本語で話しかけられ…。


「はじまりの日」
日が沈んだ頃、ホテルを出て海岸を散歩している。深呼吸をして、海の香りを吸い込んだ。


「遠くへ行きたい」
いつも通りに出社するため、電車に乗る。しかし前日、上司に叱られたことを思い出し…。


「出戻り温泉」
帰省先の実家から東京の自宅へと戻る途中、「出戻り温泉」という看板につられて途中下車。


【執筆陣】
ふるさとは遠い緑/朝来みゆか
二人の起点/朝比奈歩
遠くへ行きたい/浅海ユウ
いつか行く場所へ/一色美雨季
鳥の夢/霜月りつ
はじまりの日/杉背よい
冬の旅/鳴海澪
宝石を拾う旅にする/猫屋ちゃき
菩提樹の下で/溝口智子
出戻り温泉/南潔
推してくれたら/迎ラミン
旅するカエルと願いごと/矢凪

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

へくとぱすかる

53
旅をすると、人は物語に出会う。小説のような出会いを期待するのは無理だけど、ささやかなエピソードなら事欠かない。収録された12編のうち、「遠くへ行きたい」が読後感もよくて、大変印象的。「ふるさとは遠い緑」は離島であるために故郷を失った切実さを感じる。「二人の起点」は家族との不和をテーマに、二人二様の思いを描く。「冬の旅」は近しい人々との葛藤がまさにドラマチックだ。短編小説だから、総じてメリハリのついた物語となるが、自分が行くなら、旅は気楽なのがいいし、風景・風物を楽しみたい。ドラマは本の中だけにしておこう。2020/08/21

hotate_shiho

3
楽しい旅、悲しい旅、旅にはいろいろありますね。一人旅や、家族旅行・・・。そこでの出会いで、人生が変わったりすることもある。面白かったです。2020/08/22

Nori

0
タイトルのとおり旅先で起きたアンソロジー。家出?をした少年の『はじまりの日』、カエルのぬいぐるみと旅をする『旅するカエルの願いごと』が好きでした。2023/10/06

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