内容説明
最悪改変の世界。俺は千影を振り向かせる！
落ちこぼれの芦屋想太には藤原千影という分不相応な使い魔がいた。
紆余曲折あった末に、晴れて恋人同士となったはずだった。
しかし、ソフィアとの対決で瀕死となった千影を救うために、想太は「神様」を頼ってしまう。
そして、その対価は……千影から想太を取り上げることだった。
最低最悪に性悪な「神様」はまたも世界を改変し、千影との日々の記憶をなきものとした。
改変されたこの世界での想太の恋人は、よりによって「あいつ」……！！
千影、旭、美砂、そしてソフィア。４人の想太への想いが激しく交錯する最終巻。
想太と千影の運命が決する、「険悪なのに相思相愛」主従ラブコメ、ここに完結！！
※「ガ報」付き！
※この作品は底本と同じクオリティのカラーイラスト、モノクロの挿絵イラストが収録されています。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
よっち
34
紆余曲折の末に晴れて恋人同士となったはずが、ソフィアとの対決で瀕死となった千影を救うため「神様」を頼ってしまう想太。再び改変され想太に恋人がいる世界で、再び想いを告げるために神様に勝負を挑む第四弾。神様もだいぶ性格悪いなと思った今回の改変でしたけど、残り少ない期間で千影と再び恋人になれるか神様と勝負することになった展開で、どこまでもブレないソフィアは相変わらずで苦笑いでしたが、素直になれない面倒な千影と、神様に妨害を残り超えて大切なものを取り戻した想太が迎えたこの物語の結末にはぐっと来るものがありました。2020/08/20
しぇん
22
前巻で明かされた謎と試練への決着編。主人公がひたすら頑張る話でした。ソフィアの発狂はおさまっていましたが、ヤンデレを書かせたら中々面白い作風だとおもうので、次作どんな話になるのか期待しておきます2020/08/25
まっさん
21
★★★☆ 完結巻。シリーズ全体を通して安定した面白さを提供してくれた今作。前巻が絶望的な引きだったのでここからどう巻き返していくのかとドキドキしていたが、思いのほか八方塞がりな状況に陥る訳でもなく割と順調に話が進んでいって少し驚いた。個人的に一番好きなキャラクターである魔人･ソフィアが大活躍する話だったのでとても満足出来た一方で、折角最終巻にも関わらずメインヒロインの千影の出番がほとんどなかった所は少し勿体なかったかなと思う。最後は収まるべきところに収まったという印象だが、タイトル回収を優先させたため→2020/09/09
ツバサ
15
完結。世界線を何度またいでも互いを想う想太と千影がようやく気持ちを伝えあえて良かったです。なんだかんだで神様はポンコツだった。何より、ソフィアの立ち位置が美味しすぎる笑 ソフィアの柔らかい表情には恋に落ちそうでした。2020/08/21
げんごろう
14
世界を改変されてもなお。 性悪神様との勝負は困難を極めるも、想太の奮闘、そして互いの想いの強さに心動かされました。本作はここで完結との事ですが、いつか彼らのその後も見てみたい。きっと穏やかな日々とは無縁でしょうね(笑) 鶴城先生の次回作にも期待です！2020/08/23
