中公新書ラクレ<br> 新装版 思考の技術 エコロジー的発想のすすめ

個数:1
紙書籍版価格
¥946
  • 電子書籍
  • Reader
  • ポイントキャンペーン

中公新書ラクレ
新装版 思考の技術 エコロジー的発想のすすめ

  • 著者名:立花隆【著】
  • 価格 ¥946(本体¥860)
  • 中央公論新社(2020/08発売)
  • GW前半スタート!Kinoppy 電子書籍・電子洋書 全点ポイント30倍キャンペーン(~4/29),中央公論新社 GW特大フェア ポイント増量!(~5/12)
  • ポイント 320pt (実際に付与されるポイントはご注文内容確認画面でご確認下さい)
  • ISBN:9784121506962

ファイル: /

内容説明

新興感染症の流行と相次ぐ異常気象。生態系への介入が引き起こす「自然の逆襲」が加速化している。自然と折り合いをつけるために我々が学ぶべきものは、生態学(エコロジー)の思考技術だ。自然の「知」は最強の武器である。組織内の食物連鎖、部下の「なわばり根性」を尊重せよ、「寄生者と宿主」という生存戦略、「清濁あわせ呑む」大人物が出世する――。「知の巨人」立花隆の思考法の根幹をなすデビュー作を緊急復刊! 「知の怪物」佐藤優氏による解説「エコロジー的思考で捉える検察と官邸のなわばり争い」を収録。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

100

51
2部の構成になっており、1部は自然環境の仕組みと問題点について、2部は1部の知識の人間活動への応用について述べられている。内容的には納得するものばかりだが、自然現象の人間社会への応用については強引さを感じる部分もあった。 海水のしょっぱい理由と植物の不気味さの理由が分かったのはめっけ物だった。 要は人間の環境破壊が行き過ぎれば、自然システムが働き、人類は滅びるってことですよね。2021/07/30

入道雲

8
今から50年前に書かれたモノだが、思考の本質を考えて明文化し、様々な学問や事象を統合し、かつ、具体例で分かりやすく書かれた内容は、現代の問題を鋭く予言指摘し、今も色褪せていないことに驚く。 そして30年前に補記された、文庫版あとがきがまた素晴らしい。 人類が今時点で本書から教訓を得て軌道修正する事はやはり無理そうであると感じる。2021/07/06

ずんず

5
半世紀前に書かれたと知り驚いた。全く古さを感じない。かねてより時代は変わっても人間の本質は変わらないと感じていたが、本書を読むことで、人間の本質は自然の中で流されているものなのだという発見があった。流されないためには、本能に逆らう必要があることが必要であり、多くの人間がエコロジー的発想を理解する必要がある。2023/08/13

hiyu

5
随分前の内容であるが、古臭さは全く感じない。自然を畏怖せよとはよく言ったもので、人が万能感を持ち、介入できたとしても手ひどいしっぺい返しが生じる可能性の中、自分には何ができるか考えさせられる。2022/09/17

本を読むのは寝室派

4
内容自体に古臭さを感じず、新聞の切り抜きみたいに小刻みに区切られていて読みやすく、内容そものものよかった。2021/06/13

外部のウェブサイトに移動します

よろしければ下記URLをクリックしてください。

https://bookmeter.com/books/16288635
  • ご注意事項