朝日新聞の慰安婦報道と裁判

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朝日新聞の慰安婦報道と裁判

  • 著者名:北野隆一【著者】
  • 価格 ¥1,999(本体¥1,818)
  • 朝日新聞出版(2020/08発売)
  • ポイント 18pt (実際に付与されるポイントはご注文内容確認画面でご確認下さい)
  • ISBN:9784022630988

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内容説明

「慰安婦問題」をめぐる朝日新聞の報道と、朝日新聞社を相手に起こした集団訴訟の顛末を克明に記録した書。2014年8月の検証記事の執筆に参加し、その後も取材を続けてきた記者が、置き去りにされ続ける問題の本質を徹底検証する。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。

小鈴

19
(1)慰安施設は満州事変の翌年の1932年から1945年まで。きっかけは第一次上海事変の日本兵による中国人女性強姦事件で日本から軍専用に慰安婦団を招いたこと、軍全体に広がったのは1937年7月の盧溝橋事件以降、慰安所が一気に増加、戦局の拡大で広がる。1937年9月「野戦酒保規定」で慰安施設が明記、制度化された。慰安婦には日本人/植民地の朝鮮人・台湾人/占領地の女性、左から右の順で「強制」が増す。当時の日本では売春婦は21才以上(注記)しかつけなかったが、植民地はそれが適応されず未成年女性も対象に。2020/10/10

小鈴

18
なんだか込み入ってよく分からない慰安婦問題の全体像を見通すことができて分かりやすい。読書中だが大切な点をメモ。◆軍や警察の公文書から見る実態(永井和教授へのインタビュー)。「慰安所は民間業者が不特定多数の客のため営業する通常の公娼施設とは違います。軍が軍事上の必要から設置・管理した将兵専用の施設であり、軍の編成の一部」。「陸軍大臣が日中戦争開始後の1937年9月に『野戦酒保規定』という規則を改定(略)。軍隊内の物品販売所「酒保」に『慰安施設を作ることができる』との項目を付け加える内容」→2020/10/06

小鈴

15
(2)朝日新聞VS右派保守の対立。詳細は余力があればあとでまとめるが、右派保守は朝日新聞の慰安婦報道が①「世界に影響を与えた」せいで少女像が各地に設置されたと捉えたこと、韓国の慰安婦は軍が②「人狩り」のような物理的強制力をもって集めたものではない、虚偽だというところで戦っている。個人的には、保守も慰安所や慰安婦の存在を認めていることを知ったのが成果かな。朝日新聞が吉田清治の証言を検証して謝罪したのは第二次安倍政権の成立を予見して国会で尋問される可能性を見越していたのは初めて知った。緊張感があったんですね。2020/10/10

小鈴

13
慰安婦問題の複雑さは、(1)慰安施設が満州事変の翌年の1932年から敗戦まで続いたこと、13年間の戦争と戦争の進行によって慰安婦とされた状況が変化していること、(2)国内の慰安婦問題の言説が朝日新聞対保守、右派の対立で更に複雑化したこと、だと理解した。特に(2)は基本的に保守雑誌やネットではよく見かけてもテレビなどではたいして取り上げられず、知る者はこの問題に詳しいが知らぬ者はまったく知らず、ネットへアクセスすると右派、保守言説の真偽不明な言説があふれてうんざりする状況だ。問題を二つに分けてまとめる。2020/10/10

tellme0112

8
ようやく読み終わった。長かった。最初読むのが辛かったが、裁判始まってからは淡々と、進む。「勝訴ではなく原告敗訴」に、誠実さが現れているように思った。のりこえねっとTV100回記念の日に。2020/12/09

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