詩想社新書<br> 「問いかけ」からすべてはじまる

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詩想社新書
「問いかけ」からすべてはじまる

  • 著者名:野村克也【著】
  • 価格 ¥1,100(本体¥1,000)
  • 詩想社(2020/08発売)
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  • ポイント 300pt (実際に付与されるポイントはご注文内容確認画面でご確認下さい)
  • ISBN:9784908170294

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内容説明

「質問力」が人材と組織の能力を引き出す!

人と組織が成長するために、何がいちばん必要だろうか
私がそう問われたなら、迷うことなくそれは、「問いかける力」だと答える。
これは、長年、プロ野球の監督として人材育成の現場に携わり、
自分もプレーヤーとして能力開発に懸命に取り組んできた私の確信だ。
人の成長、組織力の向上は、なぜ」と問いかけることが原点となって始動する。
「なぜ」と自問することで人は成長し、
「なぜ」とリーダーが問うことで人材も組織も潜在能力を開花させる。
人生とは、「なぜ」の積み重ねで発展していくものなのだ。

たった一つの「なぜ」が人生を大きく変える

日々、どのような問題意識、疑問をもつものが伸びていくのか。
どのようなリーダーの問いかけが、人材と組織の能力を伸ばすのか。
また、人を成長へと駆り立てる「なぜ」を、日々の生活の中で察知する「感性」の鍛え方とは。
ノムラ流「問いかけ」の技術を明かす。
2020年2月11日に逝去された著者の、亡くなられる6日前のラストインタビューを書籍化。

第1章 伸びる人は「問いかける力」をもっている
・うまくいった理由を追究する
・うまい人に遭遇したときこそ自分自身に問う
・その技術の核心が何かを探究する
・伸びる人の問いかけ方
・「深い質問」と「浅い質問」の違い
など

第2章 「問いかけ」で潜在能力が開花する
・育成に必要なのは「指導」ではなく「問いかけ」だ
・「根拠」を常に問うことで人は成長する
・潜在能力を発揮させる問いかけ
・やる気を失いかけたものへの問いかけ
・目標を問えば人は伸びていく
・原理原則を問うて、問題意識を喚起する
・「ぼやき」とは考えるきっかけをつくる問いかけだ
・「人生とは何か」の問いから自分の仕事を考える
など

第3章 「問いかけ」で組織を伸ばす
・仕事への取り組み方が変わる問いかけ
・自分の処遇に不満をもつものへの問いかけ
・「〇〇だったらどう考えるか」という問い
・「あの人に話を聞いたらどうか」という問いかけの効果
・「相手の嫌がることは何か」という問い
など

第4章 「感性」を鍛えると人は成長する
・「感じる力」を磨くことが、問いかける力を向上させる
・無難型人間をやめてみないか
・伸びていく人のデータの見方
・模倣することで問題意識は高まる
・感性を鋭くする読書法
・「計画・実行・確認」が伸びる人の基本
など

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

アベシ

29
現役時代、ONの日陰に咲く花と揶揄されていたように地方ではテレビ放送もなくほとんど知らないで過ごしました。その後は晩年、楽天監督としてマー君を率いて日本一になった時、人に恵まれてるんだなと漠然とした印象だけでしたが、現役時代の努力と”人”に対する観察と洞察と、飽くなき成長意欲を知り、ソクラテスの言う無知の知が監督の人生の根底にあることを知り、育成の具体例とともに金言をたくさん頂きました。曰く、”変化とは進歩そのものだ。”、”努力に即効性はない。”、”野球とは間のスポーツ”、どの言葉も監督の生き方そのもの。2021/09/12

江口 浩平@教育委員会

17
【教育】職場の同僚が読んでいるということを知り、本棚から引っ張り出してきた。野村監督の人材育成に関して書かれた本はこれまで何冊も読んできていたが、その中で「問い」というものに特化して書かれているのは初めてだった。野村監督にとって「問いかける力」こそ選手や組織の成長のために一番大切な力だと考えており、それを伸ばすために日々監督自身が選手に問いかけ続けてきたのだということが分かった。教育に置き換えてもこれはそのまま当てはまる。子どもたちに答えを教えるのではなく、問い方を教えるほうが成長に繋がるのだろう。2022/02/06

kumax

5
野村が経験してきたこと、勉強してきたことを、「問いかけ」という手段で選手に気づきを与え、成長を促す方法を述べているが、野球だけでなく一般企業でも取り入れる価値は大いにある。いわゆる気合と根性ではなく、問いかけの中で「考える」という思考に十分な納得感が得られる。また、恵まれない環境の下、地道に努力した苦労人だからこそ心に響くものがある。あとがきより、この本は野村が亡くなる直前に書いた本とのことだが、まさに最後のメッセージとして重みのある内容だった。2021/05/11

kuri1632

5
これは、社会人としてリーダーだけでなく誰が読んでも参考になるのではないでしょうか?野村さんが亡くなる直前という事もあり、人間として仕事を通じていかに成長し、どうあるべきか書いてあるように思います。すごく参考になることが多かったです。2020/10/08

ktf-tk

4
野村克也氏のラストインタビューとして没後出された本。指導者・教育者として、また学ぶ者として得るものの多かった一冊。学生のころから学習者として大事なのは疑問を持ち続けること、「分からながること」を問われ続けた。そもそも疑問を持つことというのは難易度の高いこと。ならば、指導者がすべきことは「問う」ことが大事だということがよく理解できた。やはり野村監督はすばらしい。2021/08/15

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