講談社+α新書<br> 認知症の人が「さっきも言ったでしょ」と言われて怒る理由 5000人を診てわかったほんとうの話

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講談社+α新書
認知症の人が「さっきも言ったでしょ」と言われて怒る理由 5000人を診てわかったほんとうの話

  • 著者名:木之下徹【著】
  • 価格 ¥880(本体¥800)
  • 特価 ¥398(本体¥362)
  • 講談社(2020/08発売)
  • ポイント 3pt (実際に付与されるポイントはご注文内容確認画面でご確認下さい)
  • ISBN:9784065210802

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内容説明

認知症に脳トレは効きません。
いまのところ、認知症が治る薬もありません。
でも、「認知症になる=絶望」ではありません。
認知症1000万人時代を迎えようとするいま、
認知症とともに、「よりよく生きる」備えをするための一冊。

認知症という言葉が当たり前の時代になっても、
意外なほど、認知症に対する誤解は数多い。
たとえば、「認知症に効く」と言われる食品、サプリ、健康法・・・、
これらのものは、実際に効くというデータはまったくないのに、なぜか「善意」の名のもとに大手をふって流通している。
一方で、認知症になった人々は、「世間のお荷物」「なにもわからない人」「なにもできない人」・・・・
そうした負のレッテルが、本人と家族を追いつめる。

でも、認知症になったからといって、「なにもわからなくなるわけではない」
「なにもできなくなるわけではない」。

備えがあれば、認知症とともに生きていく方法はある。

かつて、日本初の認知症専門の訪問診療を行い、現在では外来を通じ、
日々認知症の人々と向き合う医師。

彼だからこそわかってきた真実をもとに、
本人も周囲も納得できる生き方を考える。

上野千鶴子氏推薦!
「認知症になっても人生は終わりじゃない
認知症になっても私は私…
認知症に対する恐怖心がなくなった!
こんな先生に看てもらいたい」

【目次】
第1章 認知症予防の真実
(1)認知症の人々はたくさんいるの?
(2)「○○すれば認知症にならない」は本当ではない
(3)国が「認知症予防を」と言っています
(4)予防がダメならどうする?
第2章 認知症“診断”の真実
(1)なぜ認知症診断は難しいのか
(2)自分が自分でなくなる不安
(3)なぜ、なんども同じことを言うのか
(4)認知症になれば「本人は幸せ」か
第3章 認知症という“症状”の真実
(1)なぜ認知症の人が「さっきも言ったでしょ」と言われると怒るのか
(2)暴言は認知症の「症状」ではない
第4章 認知症の“治療”の真実
(1)薬の真実
(2)早期発見の大切さ
(3)暴れることの真実
(4)せん妄とは
第5章「認知症と生きる」真実
(1)認知症を悪化させないためにはどうすればいいのか?
(2)大事なのは本人とのコミュニケーション
(3)自立・自律して生きられる?

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

ネギっ子gen

61
【認知症=絶望ではない。あきらめずに人生の主体者として生き抜くためには】5000人を診た著者が「認知症とともに、人として暮らすこと、生きること」をテーマに、今の認知症の本当の話を伝える書。<認知症とは認知機能(わかる力)の変化があることが前提です。認知機能は脳の機能です。機能というのは症状ではない。つまり外からわからないのです。/世の中に数ある認知症の本。その中にときおり「認知症であれば病識はない」という文章を見ます。真っ赤な噓です。病識がなかったら一人で認知症の人が外来を訪れることはないでしょう>と。⇒2024/03/25

emiko

3
「認知症が少しでも進まない」ことに至上の価値を置くよりも「関わり合い」の中に人の本質がある。良質なコミュニケーションとはそういう「関わり合い」の中で育まれるもの。この点が重視される視点なのではないかと、木之下氏は問いかける。人の本質とは、二人いれば、その二人だけのかけがえのない何かが生まれている。それが人との本質と言う見方。「お福の会」を創られているので参考にしたい。 2024/03/24

takao

2
ふむ2024/05/05

yama

2
ためになった。読んで良かった。「忘れた」んじゃなくて「記憶しづらい」。「忘れた」んじゃなくて「記憶しづらい」。この大事なキーワードを忘れないようにしなければ…。認知症の方を最大限尊重して診ていこうとされている著者に頭が下がりました。2022/02/23

kaz

2
タイトルからうかがわれるような認知症の人の気持ちを汲み対応を考えるというものではなく、認知症という概念、治療に関する誤解そのものを解く本。忘れると記憶しづらいを混同してはいけないというのは腹に落ちる。同じことを繰り返すのも、理由がある。そもそも認知症は病識が無いというのも嘘。図書館の内容紹介は『認知症=絶望ではない。あきらめずに自分の人生の主体者として生き抜くためには-。5000人を診た著者が「認知症とともに、人として暮らすこと、生きること」をテーマに、いまの認知症のほんとうの話を伝える』。2021/04/06

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