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内容説明
算数が苦手なフツーのお母さんの子どもが起こした“奇跡” 「算数」のできる子どもは将来大成する、と言われますが、算数や数学の世界にもオリンピックがあることをご存じでしょうか。大人顔負けの高度な数学的思考力を問う問題が繰り広げられ、メダリストの多くは、日本の最高学府である東京大学への進学をはじめ、世界を動かす頭脳エリートとして羽ばたいていきます。そんなメダリストを生み出した家庭のほとんどは、親自身が科学者や医師など理数系の素地がある特別の子どもたちです。しかし本書の著者は、ごく普通のパート主婦。本書は、笑ったり落ち込んだり、成長に感動したりの一喜一憂を繰り返しながら、一歩ずつ親子で階段を昇りつめていく過程を記録したものです。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
しろくま
14
数学が苦手なお母さんが息子さんを算数好きにしようと様々な働きかけをし、小5でジュニア算数オリンピック金メダリストにまで育てた話。なんといっても、著者の明るく楽観的な性格と確固たる信念を感じました。算数は本当に身近なところに溢れているのだと改めて思いました。まずは自分の手足や歩幅の長さを把握していろんなものを計測してみたくなりました。具体例が多数紹介されているので度々開いて取り入れたいと思います。おもしろ算数クイズもやってみます(^o^)2018/04/01
ふみ
7
やっぱり一番長く接するお母さんの力がモノを言いますね。計算は得意だけど、論理的思考や難問にむかう楽しさが全くない我が家の長女に、算数の面白さを教えることはできないかな、と読んでみました。内容を少し実践してみた結果、問題を作るのがけっこう難しいことが判明。ユーモアたっぷりにちゃんと答えのある問題を作るのは、レベルが高い作業でした(~_~;) ただ、クイズ感覚で問題を出すという形式は、すごく食いつきが良かったので、問題集を眺めながらちょっと勉強してみようと思います。2015/06/25
すきまどくしょ
5
数学が苦手だったお母さんが、息子さんをジュニア算数オリンピック金メダリストになるまでサポートしたお話。文章は軽い感じなのですが、具体的にどんなことをしたとか問題なんかも書いてあり、ためになりました。この方法なら算数嫌いにならなさそう。この本に出てくる方々はみんな数学が大好きで、生き生きしていて楽しそうな雰囲気。数学は食わず嫌いしてたけど、自分も初めからやり直ししてみようかなと思えました。2018/03/15
futako
3
とにかくこのお母さんの信念と、突き詰めて継続していく力に圧倒された。 最初は「算数が苦手な普通のお母さん」だったとしても、毎日生活の隅々まで算数をちりばめて、ひたすら数字のシャワーを浴びせ、自分も共に楽しみながら学ばせていく。似た内容の本はたくさんあるが、とにかくどの本も親が【とにかく継続】【興味を持たせて、諦めない】【一緒に目標を持って楽しむ】ことが共通している気がする。 算数へのアプローチ方法は面白いものばかり。突き抜けすぎて私には出来ないと思ったが、子どもへの関わり方は参考になった。2014/11/15
T66
2
「フツーのお母さん」「周りは立派なお家なのに我が家はフツー」アピールが随所に出てきて、そこだけちょっとイラっ。ただ、お母さんの方針や取り組みは素晴らしいなあと思いました。長女の高校で「大学受験の分かれ目は数学」と言ってるのを聞き、それに近いことがこの本にもありリンク。そして、我が家の長女が算数→数学苦手な原因もわかった気が2015/07/31