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内容説明
離婚して名前まで変えて挑んだ潜入ルポの傑作!
柳井社長の「うちの会社で働いてどういう企業なのかぜひ体験してもらいたい」という言葉を自分への招待状と受け止め潜入を決意する。
Amazon、ヤマト、佐川急便……数々の過酷な潜入取材をしてきた著者が次に選んだのは、
自分の本を名誉毀損で訴えたユニクロだった。
「(批判する人には)うちの会社で働いてもらってどういう企業なのかぜひ体験してもらいたい」
柳井社長の言葉は自分への挑戦状だ。
合法的に名前を変え、潜入した現場で見たものは。
解説・鎌田慧
※この電子書籍は2017年10月に文藝春秋より刊行された単行本の文庫版を底本としています。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
海月
77
図書館本。相変わらずこの人の潜入記は面白い。ホント経営者には経営者の苦労はあるとは思うけど一度現場に来て働いてほしい。トップのあなたのために僕らは働いている。お客様のためじゃない。生活のため。 確かにお客様ありきの会社だとは思うけどでも会社が頑張るからお客がリピートするのも事実。その頑張りは素直に認めるべき。少数精鋭とか言って人員削減するのは良いけども本当に必要な人を逃すな。っていつのまにか自分の会社の愚痴になりました。 そんなとっても分かるわーって言うノンフィクションです。2022/03/11
Y2K☮
35
内部留保1兆円。なのに「世界で一番忙しい」新宿ビックロのバイトの時給ときたら。まさに日本大企業の悪しき典型。辞意を伝えても逆ギレと共に拒否されるという話は知人から聞いた通り。正社員のサービス残業も悲惨だが、主婦と学生が労働力の中心って。しかも人件費をケチって最低限のシフトしか入れず、直前にLINEで出勤要請してくる。二十四時間気が休まらない。国内がこれなら海外の工場の実態も本書に書かれている通りなのだろう。やりがい搾取は論語の悪用。従業員は毅然として法の知識と韓非子を学び、打たれ弱い独裁者から身を守ろう。2020/09/21
飯田健雄
27
昔々、映画で「陸軍残虐物語」をみたが、この手記は現代版のそれである。人は死なない笑顔のアウシュビッツでもいい。感覚的には売上高5兆円突破はアフリカ展開するならともかく無理であろう。私も20年前以上にユニクロを取材したことがあるが、どうして幹部が次々にやめていくのか不思議でならなかった。経営は順調である。しかし、「一将、功成って、万骨枯れる」状態なんだろうな。ただし、利益をだす経営はうまいなと思っている。ここは「一勝九敗」尊敬しています。しかし、「ユニクロ帝国の光と影」が読書メーターではでてこない。なぜ?2024/06/21
緋莢
19
「我々は〝ブラック企業”ではないと思っています(中略)〝限りなくホワイトに近いグレー企業ではないでしょうか」、「悪口を言っているのは僕と会ったことがない人が ほとんど。会社見学をしてもらって、あるいは社員やアルバイトとしてうちの会社で働いてもらって、どういう企業なのかをぜひ体験してもらいたいですね」『ユニクロ帝国の光と影』刊行後に、文藝春秋相手に裁判を起こすも、敗訴したファーストリテイリング。しかし、中間決算会への出席を拒否される著者(続く2023/08/11
YONDA
19
UNIQLOがブラックだろうとは思っていた。柳井社長については、会長に退いてすぐに社長を更迭して返り咲いた時から何かある人だとは思った。この本を読んで、あ~UNIQLOってひどいブラックだ、柳井社長ってこんな人だったのかと思うだけで良いのかと考える。UNIQLOで働いている人達は大変だと思いながらも、私はこれからもUNIQLOで服を買うだろう。読後、何をどうすれば、どう思えばいいのか悶々としている。2020/08/10
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