出版社内容情報
野鳥の生態のみにとどまらず、日本文学、俳句、短歌と野鳥のかかわりを紐解いて解説。まるで物語を読むように野鳥のことがわかる。
目次
身近な鳥(スズメ;メジロ ほか)
里山の鳥(ウグイス;ヒバリ ほか)
森林の鳥(キクイタダキ;ミソサザイ ほか)
水辺の鳥(カワセミ;セグロセキレイ ほか)
海の鳥(ウミネコ;ミサゴ ほか)
著者等紹介
上田恵介[ウエダケイスケ]
理学博士。動物生態学者。立教大学名誉教授。鳥類を中心とした動植物全般の進化生態学、行動生態学を専門とするかたわら、環境問題の研究にも取り組む。野鳥や自然に関する一般書の執筆、テレビ・ラジオ出演では、柔らかく、わかりやすい解説に定評がある。1963年の小学生の頃から「日本野鳥の会」会員で、2019年に第6代会長に就任
ねもときょうこ[ネモトキョウコ]
セツ・モードセミナー卒。アナログとデジタルを使用した温かみのあるユニークな作風で、雑貨、書籍、広告、動画用イラストのほか、施設の壁画など大型の作品まで、国内外を問わず幅広く活動を展開する(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
starbro
123
175種の鳥の美しいイラストと生態など基礎的な知識+鳥を題材とした古今の作品(短歌、俳句、随筆など)で、「読んで楽しめる」事典です。 https://www.seibidoshuppan.co.jp/product/97844153355992025/05/26
たまきら
40
新刊コーナーより。写真資料満載、フィールド感覚な図鑑が大好きですが、かわいらしい絵にて俳句や古典を引用して取りを紹介している、こういう「事典」も楽しいですねえ。フクロウが中国では「凶鳥」だった、というトリビアにはびっくり。日本では賢さの象徴なのに、面白いな。あと当然なんですが、万葉集とか遠い昔の人たちが同じ呼称で鳥を呼んで、姿を見ていたと思うとなんだか胸がいっぱいになります。ちがう角度から「野鳥」に親しめる素敵な一冊でした。2025/07/03
🍭
8
488(鳥類)図書館本。成美堂出版2025年6月1日発行。鳥っていいよね。きれいな挿絵付きの事典で、歌(詩・詠)と生態、トリビアに詳しい。価格も1400円とかなり安く、鳥が好きな少年少女に気軽に手に取ってもらいたい。おすすめです。タゲリとライチョウとヤマドリとコマドリとシギチ類が好きです。2025/07/14