内容説明
新型コロナとの闘いを池上さんが解説。いまや誰も触れなくなった「そもそもコロナウイルスとは?」という素朴な疑問に一度きちんと向き合い、「ウイルスと人とのこれまでの歴史」を振り返りつつ、これからの私たちの闘い方を示していく。
SARSから学んだ台湾、MERSから学んだ韓国、スペイン風邪から学んだクラスター対策といった歴史的な話と、ワクチンと抗ウイルス薬は、どう作られてきたのか? など、コロナウイルス対策の最前線についても、専門家へのインタビュー含めて、徹底解説します。
新型コロナウイルスについてはもとより、SARSやMERS、スペイン風邪、天然痘がなんなのかを学べるだけでなく、「そもそもウイルスっていったい何?」という、キホンのキからおさらいでいる内容になっています。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
レモン
34
コロナ流行直後の2020年5月のテレビ番組をまとめたもの。世界各国、特に封じ込めに成功した台湾の対応と日本の対応を比較したり、治療薬やワクチンの現状について述べられている。変異の可能性や流行する年齢層の変化にも言及されていた。発刊当時にこのタイトルを見ていたら、「共存なんて嫌だ。早く終息させて」と思っていただろう。ウィズコロナでも早くマスクを外せるときが来てほしい。2022/03/07
薦渕雅春
26
本著が執筆されたのが2020年7月、そして8月の刊行。特筆すべきは、その時に既に『コロナウイルスの終息とは、撲滅ではなく共存』とのタイトルで書いている事だと思う。〈人類は100年前、感染症に敗北している〉とのこと。それは1918年からのスペイン風邪の大流行である。この時期、アメリカでもマスクを着用することが普及していたという。今では珍しくなっていたようだが。スペイン風邪では世界中で何千万人という犠牲者が出た。でも、人類はそこから教訓を学んで、今私たちは新たな感染症に立ち向かうことができるようになった,と。2022/12/09
ココロココ
18
4月の緊急事態宣言が出た頃は、撲滅できたら良いのに、という考えだったけど、いかに上手く付き合っていったら良いかを考えないといけないと感じた。ウィズコロナ。1月2月の頃は自分もなめていて、消毒もろくにしなかったけど、今は消毒しないと落ち着かない。帰宅したら、手洗いうがい。一日に何回石鹸を使って手を洗っているか。早くワクチンが安定供給されて欲しい。インフルエンザの流行と重なるのが怖い。2020/08/10
mintia
6
新型コロナウイルスをやみくもに恐れるのではなく、必要な情報を入手して正しい知識で正しく恐れることが必要だ。それでもインフルエンザと異なり無症状の感染者が感染源となることから、人との接触を避けるのが一番の対策になるのだろう。2020/12/08
rinGo
6
台湾、韓国は過去の失敗から学び、今回の対策に活かせることができた。日本は対応が遅く、他国に比べて危機意識も低いような印象がある。対応の遅れには手順が多く複雑、回りくどい。こういう危機的状況ではスピードと決断力が必要となるため、そういった行動力のあるリーダーが必要だと思う。そしてワクチン開発に期待もあるが、ウイルス変異の可能性もあり、ウイルスと人間は追いつき追い抜きの追いかけっこになると思う。正しい知識を身につけて、共存して生きていく必要があると思う。2020/11/17
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