甲子園を目指せ! 進学校野球部の奮闘の軌跡

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甲子園を目指せ! 進学校野球部の奮闘の軌跡

  • 著者名:タイムリー編集部
  • 価格 ¥1,540(本体¥1,400)
  • 辰巳出版ebooks(2020/08発売)
  • ポイント 14pt (実際に付与されるポイントはご注文内容確認画面でご確認下さい)
  • ISBN:9784777821426

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内容説明

すべては1本の道につながっている――
野球と勉強、どちらも絶対にあきらめない!


取材した6校のうち福岡県の東筑高校と滋賀県の膳所高校は、2018年のセンバツに出場し、進学校の野球部に希望を与えてくれた。東筑高校の監督は、「勉強を一番に頑張って欲しい」と話し、選手は「勉強ができる方が野球に役立つ」と言う。膳所高校は、野球経験のない生徒がデータを集め、独特のデータ野球をセンバツで披露し球場を沸かせた。頭脳を生かして相手チームの攻撃や投手の配給を数値化し、データに基づいた作戦でこの夏の県大会も戦った。
掛川西高校は、甲子園をよく知る監督の就任で、「甲子園タイム」と名付けた目標を意識して夏の県大会に挑み、ベスト4まで駒を進めた。市立金沢高校は、自己修正能力の高さを生かし意志を持って物事に当たることにより、短時間で質の高い練習ができるようになった。
松山東高校は、2015年のセンバツ出場後、停滞していたチームに新監督が新しい風を吹き込んでいる。今年は「誰かのために」勝利を掴もうと頑張った夏だった。仙台第二高校は、文武は二つの道ではない、道は一つという校訓を掲げ、一人一人が自分の役目を果たしていくことで成長していこうとしている。
本書で取材した6校は、今夏甲子園の切符を手にすることはできなかった。だが、勉強しながら甲子園を目指すことは無謀ではないことを6つの物語は教えてくれるはずだ。 (はじめにより)

【構成】
◎県立仙台第二高校(宮城県)~「文武一道」。道は一つ。目の前の課題に全力で立ち向かう~
一人一役。守備リーダー、走塁リーダーなど専門性を持って各自がチームに貢献。人間力の強化に取り組む。

◎市立金沢高校(神奈川県)~「こうなりたい」「こうしたい」意志の積み重ねが結果に繋がる~
的確な指摘をすれば問題点を修正できる高い能力がある選手たち。練習に明確な意志を持たせ、今夏県のベスト8に。

◎県立掛川西高校(静岡県)~「全員本気・全員野球」勇気を持って戦う姿勢が大切~
「甲子園タイム」と称して強豪校の実力を数字で可視化。緻密な数値化で結果につなげ、100%出し切った夏。

◎県立膳所高校(滋賀)~「データ野球」を武器に斬新なシフト、頭を使う野球で勝負~
毎年入部した選手の良いところを掛け合わせてのチーム作り。専門データ班の分析データを活用して戦う。

◎県立松山東高校(愛媛県)~「誰かのためにやりきる」1球に熱中できるチーム作り~
「勝利」を意識して、みんなで掴む野球ができた。監督就任3カ月で感じた手応え。

◎県立東筑高校(福岡県)~考えさせる大人の野球を実践。日本一短い練習で、日本一強いチームに~
怒鳴らない、強制しない、決めつけない。将来を見据えた指導で選手を伸ばす。「生徒は勉強を一番に頑張って欲しい」の真意とは?

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

あん

44
県立掛川西高校(静岡県)「全員本気・全員野球」勇気を持って戦う姿勢が大切】を読みたくて購入した一冊。野球と勉強、どちらも絶対にあきらめない!限られた時間の中、懸命に練習に取り組む、公立進学校野球部選手たちの軌跡です。監督の考え方や戦略、選手が考える勉強と練習のバランスの取り方など、あらゆる角度から進学校野球部の強さの秘訣が紹介されていて、読み応えがありました。読み終わった本は娘にあげました。この本から、何かしらヒントを得てくれればと思います。2018/09/03

KURENAI-XJAPAN

1
読み始め。 弱小校や少ない部員で甲子園に出場するチームが近年増えていると感じる。 実際のところそこにたどり着くまでの道のりをどうやってきたのか詳しくは知らない人が多いと思う。 初出場。という話は聞いても練習メニューや限られた環境の中でどうやって努力したのか。 成長、進化という視点で何か参考になればと思う。 冒頭から内容が濃く様々な学校の戦略が出てるので楽しみだ。2018/10/07

MATSU231

0
このカテゴリーの本はさまざまな版元から出ていて食傷気味。学校こそ違え、切り口はみな同じ。2019/06/11

KURENAI-XJAPAN

0
その学校、その生徒にあった取り組み方、個を伸ばす為の考えをどのようにして生み出すのか。チームをまとめる監督は凄いと思う。またそれに答える選手も凄い。特に進学校は頭が良い。すなわち考えを与えればすぐにクリアし、次の課題に取り組む。やれば出来るとはこの事。 明確な目的があってそれに対する戦略をみんなで共有しあい、実行する。この3年間の金本阪神にこうしたチーム作りを見習ってほしいと思う。 何がしたいのかどうなりたいのかが全く分からない。これは ビジネスなどのチーム作りにも参考になるのではないでしょうか?2018/10/13

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