内容説明
生い立ちから映画論まで、縦横に語った決定版!
映画とともに生き、道なき道を切り拓いてきた著者・大林宣彦監督が、70歳を機にその半生と映画論を語った「自伝のような一冊」。生い立ち、自主製作時代、尾道三部作、これからを生きる人へのメッセージ……すべての人の背中を押す、勇気の書。長年親交のあった赤川次郎氏が、惜別の想いを込めて綴った文庫版解説「『ふたり』の思い出」を収録。
2020年7月31日劇場公開予定・大林宣彦監督作品「海辺の映画館―キネマの玉手箱」と併せて読みたい一冊。
解説 赤川次郎
装幀と絵 和田 誠
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
keroppi
78
今月に入って、やっと一冊目。自分の人生にとっても大きな転換期であろう日々を送ってきたここ数日、この大林宣彦さんの本を少しずつ読んでいた。大林さんが振り返る映画人生は、とても興味深く、優しさと映画愛に満ちていた。そういえば、これまでも自分の人生の側に大林さんの作品がいてくれたなぁと感慨深かった。実家の倉庫に眠っていた古いパンフや自分で作ったスクラップブックに大林さんのものを見つけ持ち帰った。あの映画に初めて触れたときの瑞々しい感じを思い出す。「70歳は新人」と語る大林さん、私もそんな気持ちで歩いていきたい。2020/10/06
むう
0
昔からずっと自分の中の「いちばん好きな邦画」は「さびしんぼう」だった。そのモチーフが大林監督の映画人生のごく初期からあったものだということ、ショパンの「別れの曲」への思い入れなど、初めて知ることが多かった。6,7年前にある映像コンクールの講評で、映像のことなどほとんど触れずに、若者にひたすら平和を訴え続けていた姿が思い出された。2020/10/10
レンコン餅
0
エピソードも深みがあって読みごたえがあるのだけど、解説に書いてある赤川次郎先生の原作者としての文章が興味深い2020/08/08
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