内容説明
惑星セルギアールに女総督コーデリアが帰ってきた。年一回のグレゴール帝への報告のため、六週間前にバラヤーへ出かけていたのだ。留守を預かっていたオリバー・ジョール提督の心中は複雑だった。長年オリバーとアラールは、コーデリアも公認の恋人同士だった。アラールという存在を失った今、自分たちの関係はどうなるのだろう。だが、コーデリアの行動は彼の予想を遙かに超えていた。コーデリアは夫が遺した凍結精子と自身の凍結卵子で、娘を作ろうとしていたのだ。そして思いもかけない申し出を……。人気シリーズのその後を描いたスピンオフ。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
sin
74
えぇっ・・・SFのつもりで読み始めたらハーレクイン・ロマンスを掴まされた!?良くも悪くもビジョルドの作品には自己陶酔な感じが付きまとう気がするのだが、それがこの作品では特に濃厚に感じたが偏見だろうか?アラールがバイセクシャル?聞いてないよ~!?コーデリアの選択に性の自由や、男女の平等と云ったジェンダーの問題をメッセージとして読み取るのは考え過ぎか?2020/12/01
宇宙猫
22
★★★ マイルズ母の結婚前の活躍と勘違いして読み始めたら、未亡人になってからの恋愛話で、五神教シリーズのSF版みたいだった。ヴォルコシガンシリーズは半分読みだし忘れてるしでネタに「そうそう」ってならなかったせいか、いまいち面白くなくて読むのに時間が掛かった。2021/01/24
Masa
21
読了。読むかよまないか非常に迷っていたのですが、ビジョルドの作品を読まないで死ぬということが想像できなかったので、恐るおそる手に取りました。『マイルズの旅路』でぼくの中の「ヴォルコシガン・サーガ」は終わっている(と、いまになって思うようになった)ので、続編っぽい感じだと嫌だなぁと思っていたのですが、いい塩梅に「後日談」だったと思います。激しい起伏はなく、一番読みたかったシーンにたどり着くことなく終わったりしたのですが、それでもやっぱり面白く、小木曽さんの訳で読めたことが嬉しかった。2020/08/26
鐵太郎
20
マイルズの物語が終わって一段落、終わったなと思ったら、作者はこの物語はコーデリアで始めたのでコーデリアで締めたかったんでしょうか。ここで、アラール亡きあとのコーデリアの、いままでの重責を終えた引退ではあるけれど新しい人生が描かれます。でもさ、オリバー・ジョールって今まで出てきたっけ??? 調べてみようか。 ──ところで思うのですが、この物語に出てくる主人公格の人々は、みな頭が良い、勘がいい。断片的な会話が上手く噛み合う。マークでさえも、イワンでさえも。そんな間柄、いいね。現実にはあり得ないんだけど。(笑)2020/09/10
hisa_NAO
14
老いらくの恋。 全編ラブロマンスですね。正直、これのみでは、ヴォルコシガンシリーズに求めているモノではないなぁ…2020/08/18
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