クリティカル・ワード 文学理論

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クリティカル・ワード 文学理論

  • ISBN:9784845919321

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内容説明

読むことの基礎と批評理論の現在が学べる、辞書としても役立つキーワード集!

フェミニズム、環境批評、ポストヒューマン、精神分析、ポストコロニアリズム……
本書では文学理論の基礎的な知識を解説しつつ、最新の文学理論の潮流を初学者にも分かりやすく解説。現代批評の原点を知るためのブックガイドも充実しており、多彩なトピックから文学の魅力を味わい尽くそうと試みています。

第1部「基礎講義編 ― 文学理論のエッセンス Fundamentals」では、文学理論の根本問題である「テクスト/読む/言葉/欲望/世界」の5つのテーマについて論じ、第2部「トピック編 ― 文学理論の現在(いま)を考えるために Topics」では、文学理論の現在進行形の諸問題についてのトピックを取り上げ、新たな思索の糸口を発見=発明することを目指しています。

本書は、文学を「もっと深く読む」ために必要な知識を得る本として、あるときはレポートや論文を執筆する際の手引きとして、断片的な知識を有機的につなげる一助となる機能的な一冊です。

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◆[クリティカル・ワード]シリーズとは
現代社会や文化および芸術に関わるさまざまな領域を、[重要用語]から読み解き学ぶことを目指したコンパクトな入門シリーズ。基本的かつ重要な事項や人物、思想と理論を網羅的に取り上げ、歴史的な文脈と現在的な論点を整理します。もっと深く理解し、もっと面白く学ぶために必要な基礎知識を養い、自分の力で論じ言葉にしていくためのヒントを提供します。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

❁Lei❁

28
最近の研究に至るまで、文学理論を網羅しているものを求めて本書にたどり着きました。脱構築、ポストコロニアル批評、フェミニズム、エコクリティシズムなどなど、非常に多くの理論が紹介されています。初心者からすると、内容や説明はかなり難解です。しかしそれらの歴史、代表的な人物、参考図書などを知るにはうってつけの本だと思います。2022/06/13

ナハチガル

20
「はじめに」によると、「この本を手に取ったあなたは、きっと、「文学」という獏としたことばにどこか惹かれるものを感じてーとまではいかずとも、どこか引っかかるところがあって、いま、このページを開いたのでしょう」などと、本は読むにせよ文学理論にはうとい人向けの本であるかのように書かれているが、けっこうがっつり専門的で、門外漢には敷居が高い。日常では縁の薄い専門用語が多すぎて、文学部の学生ででもなければ、通読するのではなく参考書として手元に置いておくくらいがよいと思う。途中から流し読みで、読破したとは言えず。2022/01/26

そふぃあ

19
テクスト論については過去の学びを拾い直すようで楽しかったが、それ以外の内容はかなり難解だった。これからの色んな文学との出会いの中で地道に理解を重ね、深めていけたらいいなと思ったので、この本は都度参照できるよう本棚の手に取りやすい場所に置いておきたい。2022/05/15

三柴ゆよし

17
親切な良書。トピック編は適宜参照すればいいと思うが、きちんと最近のトレンドまでおさえており、ここ数十年の文学理論を概観するにはもってこい。なによりブックガイドが充実しており、リスト好きとしては非常にテンションが上がった。2020/04/12

sankichineko

11
基礎講義編とトピック編に分かれており、それぞれの分野の全体像がざっくり掴めるようになっています。章ごとにさらに理解を深めるためのお薦め本が紹介されていて、どれも魅力的です。就職に有利だから泣く泣く理系に行った私には、とても役立ちました。・・・実家が資産家だったら文系に進みたかったなあ。2023/01/17

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