内容説明
さびれた絵本屋のお姉さんには、秘密がある。絵本屋の店主、白藤美夜と一緒に暮らし始めた京介。絵本屋には、今日も銃と難事件を携えて、依頼人がやってくる。飢えた熊九頭の檻から少女を奪還、2.34ミリの弾で相手を倒せ、トラップだらけの地下迷宮から脱出せよ、さまざまな事件に巻き込まれるうちに、ついに美夜の過去にまつわる事件の手がかりを掴むが--~登場する銃器~ GM6 Lynx FK BRNO ホイットニー・ウルヴァリン コルト ダイヤモンドバック コルト・パイソン357マグナム スイスミニガン MODEL Nr.C1ST スチェッキン マシンピストル トカレフ
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
よっち
26
さびれた絵本専門店、黒縁眼鏡の地味な女店主。「赤と黒の表紙、アリスの初版」の合言葉で、絵本店の地下深く秘密の工房の扉が開く第二弾。騙された祖母のための復讐、飢えた熊九頭の檻から少女を奪還、トラップだらけの地下迷宮から脱出、夫に囚われた妻の真相、金庫解錠のために囚われたものたち、そして美夜が過去に起きた事件の真相。美夜を地道に餌付けする京介は微笑ましかったですけど、今回は危険な状況に二人で巻き込まれまくりで、たびたび後始末に登場するホームクリーニングが恐ろしい(苦笑)なんとも二人らしい結末が良かったですね。2020/09/06
ぢぢぃ
1
料理がグレードアップ↑2020/10/29
Kenichi Uto
1
完結しました。なかなか楽しく読めました。しかしホイットニーウルヴァリンとは、またえらくマイナーな。この銃ぜんぜん知らなかったのでちょっと調べてみました。1956年から2年ほどで13,371丁作られた22口径のアルミの銃だとか。2002年にポリマーフレームで1度復活したようですが。彼女が使ってるのはニッケル仕様かな?所持していても本物に見えないのが選考の理由かな?と思ったりして。でも変わっていて無駄にパーツが多くてで作者がすきそうなメカだからそっちかな?2020/10/20
みやしん
0
前巻より血は多く流れ、個性的なサブキャラも増え(その代わり警察系は消えた)、主人公は徐々に頼りになってきたところで呆気なく完結。後書きで言う程には銃は道具留まりだった。それにしても仕事の秘匿性の割には広く知れ渡っている。2021/02/10