内容説明
サプリメント、医薬品、危険ドラッグ――。現代を生きる私たちの生活は、毒や薬と切っても切れない関係にある。本書は、古今東西の毒と薬にまつわる数々のエピソードを紹介しながら、さまざまな視点から「薬」について考える。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
kaizen@名古屋de朝活読書会
22
#説明歌 毒薬研究製造事件事故代謝と解毒医薬分業2018/01/31
TETSUYA
4
まあまあ参考になった2018/02/05
cosmos
3
医薬分業の重要性が良く分かった2018/05/16
ふみ乃や文屋
2
例えば「カフェインは何故覚醒作用があるのか」という疑問に対して「覚醒剤と基本構造が近い」など、抱えていた疑問を解決するその緒(いとぐち)になる記述もあり大変興味深く読んだ。化学構造式も掲載されており、それを読み解く能力がなくても「確かに構造が似てるなあ」程度でもOK。薬関係に興味がある人は読んで損はない一冊です。2017/12/04
zane sane
1
事実の部分は知識として役立つでしょう。医薬品関係の方の良書になるかと思いきや、著者の見解は後学の徒に悪影響が出そうです。例を挙げると、登録販売者を不当な職業だと断じます。薬学教育を受けていない連中になぜ飯の種を奪われねばならん、と。登録販売者の前身である薬種商(1960年から成立)と同じ業務内容なのですが、それで問題が起きた実例は載っていません。半世紀前から存続する職種を軽蔑すべき根拠はなんでしょう?薬剤師を高尚な職だと思うのは構いません。が、不当な理由で他者を貶める姿勢は業界の毒になりそうです。2018/04/26