内容説明
一九世紀末、ヴェルヘル王国第一王子のレッドと家庭教師のリリーベルは、フランスのアーブルに向かっていた。そこでベルギーの姫エレーナに会う、とレッドが予言したからだ。予言を信じて、家出同然にヴェルヘル王国を飛び出してきた二人の前に、エレーナは現れるが…!! 様々な人が集まり、混沌とする港町で、不思議な力を持つ少年レッドと美少女リリーベルの未来に待ち受けるものとは…!?
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
みさき
4
表紙絵と、年下王子と家庭教師という設定に惹かれて購入しました。リリーベルは聡明で優しくて好感の持てる少女ですね。レッドも良い子です。レッドが幸せになるにはリリーとの恋愛が不可欠なんだろうけど、二人の色恋方面の進展は先が長そうですね・・・。アレックスとリリーの仲の方が進展しそうだわ。レッドがどのように成長し、リリーへの恋を成就させるのかが今後の楽しみです♪2010/10/13
あすなろ
4
主人公のリリーベルがとても可愛く好感が持てる。雰囲気はミルカに似てると思う。カラーイラストが特に素敵で、続きが楽しみ。個人的にはレッド派!と声を大にして言いたい。2010/10/06
U
3
この二人の微妙な関係が良いなぁ。レッドの為なら何でもするだろう、というリリーが好きです。しかし雑誌コバルトでの短編での、レッドの「来年の秋に好きな相手ができるよ確定」発言がものすごく気になるんですが…!え、これはもしやアレックスにいってしまうのか。2010/10/03
ちるる
2
リリーベルとレッドの出会いからではなく逃避行から物語が始まることにまず意表をつかれた。異能故に居場所を追われる設定も王道ながらそれが少年なのが珍しい。現在を定点として過去と未来を同時に描いていく書き方なのかな?流れがわからないまま、レッドの曖昧な言葉から推理していくような展開が面白かった。秘密が少しずつ明らかになるのがワクワクしました。2011/04/10
藤咲里亜
2
面白かった―! リリーベルはローズテーラーのパメラっぽいですが、パメラよりも多少は落ち着いている感じ。レッドはまだまだミステリアスな存在ですね。舞台はイギリスでなくフランスなので、ローズテーラーの描写とは違った面白さがありました。基本的には穏やかに進んでいきますし、なんというかいじらしい小説。二人やアレックス、エレーナも純粋過ぎて応援したくなるんです!ほふうっと一息つきたくなる温かさがあって良い小説でした。2010/10/27
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