ノベルズ・エクスプレス<br> 「リベンジする」とあいつは言った

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ノベルズ・エクスプレス
「リベンジする」とあいつは言った

  • ISBN:9784591126028

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内容説明

ぼくたちがめがねを割ったせいで、けがをした江本。病院にあやまりにいったぼくに、江本はいった。 「きみたちは、うまく先生をだましたつもりでも、ぼくはそんなことで引きさがるつもりはないからね。必ずリベンジするよ」 その日から、ぼくと江本の奇妙な関係がはじまり、少しずつ、ぼくは江本のことがわかりはじめた──。新学期、みんなの前に立った江本が言った言葉とは? 気まずいできごとではじまった、二人の長い時間。仕返しよりも大事なことってなんだろう。 少し変わった友情の物語。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

chimako

67
返却本より。スカイエマの表紙はやはり魅力的。転校生に意地悪をし、それが元で怪我をした転校生に謝りに行き、いじめた弱みで次々と要求をのみ、そのうちに仲良くなる。簡単に言えばそんな話だが、わかりやすい紆余曲折もあり、それぞれの抱える悩みも家族の問題も描かれる。正にヤングアダルト然とした物語。終わり方が爽やかで読後感が良い。小学校4年生くらいから読めそうな一冊。中学生にはやや物足りないか。2015/06/18

りお

30
相手を弱いと思って虐めていてもいつその立場が逆転するか分からない。この話とは少しズレるけど大人になってから虐めていた相手が自分より偉い立場になる可能性だってあると言う言葉を思い出した。実際はこの本の様に虐められた方は謝ってきたからと言って綺麗さっぱり忘れて仲良く出来ないんだろうけど「全員許します。憎むより友だちになったほうがだんぜんいいから」と言う考え方は素敵だと思った。2021/08/04

ぴょこたん

20
読メさんの感想で読みたくなった本。スカイエマさん連続だ、表紙に名前がつく絵かきさんなんて活躍してるなあ。朝比奈さんは「たたみ…」以来。いじめに近いことをした事で悩む少年の心理。そしていじわるをしてしまう少年の心理。よく描けているなあ。登場人物すべてが生き生きと描かれている。江本の最後の10分ではうるうる…。少年の成長を正しく描いたまさに児童文学の王道をいった秀作だと思います。そしてエマさんの絵がさらに力添えをしている、幸福な本と思います。おすすめ。2015/06/29

ぴょこたん

13
主人公の内面を見つめる表現が素晴らしいということを発見した再読だった。おおまかなあらすじだけ覚えてて、細かいとこ忘れてるもんだ。2015/12/02

yourin♪

12
誰にでも間違ってしまう瞬間がある。 アレルギーの痒さでムシャクシャしていた僕は、ちょっとしたことで苛立って転校生の江本に意地悪したことにより、彼に怪我をさせてしまうことになる。 その後の彼らのひと夏の行動が、江本の『リベンジ』にどう繋がっていくのか? 後読感爽やかです♪ 挿画のスカイエマさんが大好き!2011/11/12

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