せせらぎ出版<br> 「子ども力」をひきだす学校づくり

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せせらぎ出版
「子ども力」をひきだす学校づくり

  • ISBN:9784884162740

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内容説明

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本書で紹介した多くの事例からもわかるように、普段は見えないけれど、子どもは秘められたすばらしいエネルギーを内蔵しているし、それがひきだされた時には、感動的な躍動があることを何度も経験してきました。そのような不思議な力を、私は「子ども力」と表現することにしました。
 今こそ子どもたちの“心の叫び”と真正面から向き合い、そのパワーと可能性=「子ども力」をひきだすため、親、教師、学校、地域、社会が力を合わせ、前向きにかつ大胆に、やれることからやっていこうではありませんか。
(「まえがき」より)

目次

はじめに
「子ども力」とは
第1章 いじめについて
1、A君の体験 -地獄の中学3年間
2、Aくんの体験から=「ゼロと1」のちがい
3、クラスづくりの実践的検証
4、「超中学級」Sくんの担任に
5、C中1年1組の場合
6、班編成と班ノートの手順とコツ
1、班編成について
2、班ノートについて
3、不登校生への手だて
第2章 いじめ・不登校問題についての検証
1、子どもの実態調査=文科省2018年度(2019年10月17日発表)
2、いじめ問題の背景と課題
3、やれること、留意点など
4、不登校のIくんと動物飼育(2年1組)
5、現場の実態と課題
第3章 部活、スポーツ、体罰について=自主性、人間関係づくり
1、キャプテンC君の自殺
2、この件から見えてくるもの
3、スポーツとは?=強さの裏にあるもの
4、やってよかったと思える部活に
5、「引っぱる」指導から「育てる」指導へ
6、今後の課題と展望
①勝利至上主義に陥らない
②「その気」にさせる=自立を図る
③科学的な指導
④人間的な成長を図る
⑤開かれた部活動
第4章 体罰の歴史的考察 ―「武士道」とも関わって
1、歴史的背景 その1=戦国時代~江戸時代の武家社会
2、歴史的背景 その2=明治以降
第5章 いま学校では?=教員の長時間労働・同僚性・中途退職など
1、教員の無定量長時間労働
2、「同僚性」再構築の必要性
3、具体的なケース
4、中途退職者増と現場的要因
5、「同僚性」と「いじめ問題」
6、拍車をかける「教職員評価・育成システム」=管理・統制の強化
7、同僚性の再生と構築のために
8、学校が「楽校」であるために=教師は潤滑油に
第6章 教師と「子ども力」
1、子どもは変わったか?
2、それでも子どもはがんばっている=生徒会顧問として
3、2年生Bさんの場合=両親の離婚危機とのはざまで
第7章 授業で発揮する「子ども力」
1、キング牧師夫人コレッタさんからの手紙
2、授業とは?
3、市教研(公開授業)のこと=すべて生徒だけで進める授業
1 ある日の職員室で
2 市教研の授業を「しんどいクラス」で
3 当日の授業=オールイングリッシュで
第8章 「I have a dream.」とキング牧師夫人との交流
1、未来への英文メッセージ「I have a dream」とその絵
2、メッセージの暗誦とビデオ撮り
3、生徒の「戦争について」のメッセージ など
4、その後コレッタさん宛に書いた僕の2回目の手紙
第9章 大学のこと―学生のレポートから見えてくるもの
はじめに
1、大学教員の「仕事・役割」って?
2、ともに考える授業=協同学習
3、ゆきとどいた授業とは?-「参加型」と問いかけ
4、授業の「ライブ化」そして「考える」授業
5、「受験教育」のひずみと教師の役割 -「学ぶ」とは?
第10章 小学校、高校の実践
1、小学校のこと=Y先生(7年目)の実践報告
2、高校のとりくみ=A先生(4年目)の実践報告
あとがき

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

ronobu

0
「こどもを活かす」この一点突破である。そのためにできることは何かを考え、実践し続ける。奥が深い。2020/09/13

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