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内容説明
「ギャ句゛(ギャグ)」とは、名句の一部を変えて、意味や場面の転換を味わう言葉遊び。ディープな楽しみの同好会会長を自称する俳句の辛口先生が、本書で設定したお題は「正岡子規をギャ句る」。一般応募で寄せられた2243句から選句し一挙星付け! 原句があるギャ句は、誰でも気軽に始められて挫折知らず。名句の知識と技が身に付き、発想や表現も柔らかく豊かになってメリットずくめ。ページを開いたあなたはもうギャ句゛ラー!
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
メタボン
26
☆☆☆ 子規の名句に対して、俳句としてはくだらなくも、1~2字を変えるだけで意味を大変換させる試み自体は面白い。特にアナグラムの活用は効果的だと思った。2020/11/30
ヒラP@ehon.gohon
19
言葉遊びの世界に、作法があるとは。パロディに徹していれば良いように思うのですが、選者が必要以上に口うるさく感じられました。2022/01/04
withyuko
6
あまり語句を変えないで面白い句にするのって難しいのに、皆さんすごいです!夏井先生はテレビのプレバトと同じくらい採点に厳しくてなかなか星3つになってないけど、笑えるのがいっぱいありました。「漱石が来て虚子が来て大三十日(おおみそか)」→「蒋介石が来てキョンシーが来て大三十日」なんか爆笑。「掃除機が来て虚子が来て大掃除」も好き。俳句作るの難しそうだけど、ハマるのが分かる!おもしろそう!2020/10/18
ゴロチビ
3
頭使わずアハハと笑いたくて。正岡子規の句をパロってギャ句化した作品集。独自の評価基準もあるらしい。いつき先生の高評価が必ずしも自分の高評価とならないのは自分はひたすら笑いを求めたからだろう。複数の視点での評価が狙いか、畏れ多くも金子兜太氏をパロった金子どうだ氏による指導は髭爺並みのダジャレが寒いが、中には頷ける読みもあった。尚、一番笑えたのははじめにで紹介された杉山久子宗匠による例句「キャバクラを驚かしたる…」でした。残念なのはイタコの説明で先生どころか註※までが間違えていたこと。恐山は青森県ですからね!2021/10/23
せっか
3
「桐の花めでたき事のある小家」→「桐の花めでたき事のあるでしょうか」 「鯉の背に春水そゝぐ盥かな」→「恋の背に春水そゝぐダライ・ラマ」2020/09/18