内容説明
自作の小説に転生したことに気付いたクローディア。このままでは、《ざまあ要員》である婚約者のオレ様王子シルヴィオに虐げられて不幸の連続……そんなストーリーは絶対にいやだ！ まずは婚約破棄を狙って彼に嫌われようとするが、「覚えてろよ!! オレはお前に認められるまで努力してやる！」あれ？ やる気にさせてしまった？ 真面目に執務に励むシルヴィオを誉めると、頬を赤らめている？ もしかして彼の恋心に燃料投下したかもしれない!?
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感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
すがはら
12
気付いたら自分の書いた小説のヒロインになっていたというお話。ドアマットヒロインとは聞いたことのない表現だったけれど、虐げられて不遇と不幸に耐えた先で幸せになるヒロインとのこと。おしんとか小公女とか、普遍的に人気のジャンルかな。ヒロインは最後には幸せになれるけど、酷い目にあうのはやはり避けたいですよね。ダメ王子に駄目出ししたら、王子のやる気スイッチを入れてしまって、ヒロインも王子に惚れてしまいましたとさ。めでたし。幸せにねー。 2021/09/26
晴久
5
KindleUnlimited さらっと読了。性描写がないので読みやすかったが、まあ、なんということはない内容だった。2021/03/04
りおる
5
ドアマットヒロインという言葉をこの本で知りましたが、自作小説で人に踏みつけられ続ける不憫なヒロインに転生してしまった主人公がそれを回避するべく奮闘する物語。その奮闘によって自作の小説ではどうしようもないくらい最悪だった俺様王子が変わっていく様も良かったです。
小鳥遊理那
3
自分が作った小説のヒロインに転生したが故に未来を変えようとする所が新鮮で楽しかったです。作者だからこそ恋に落ちない気持ちわかる…！でもこのままだとどうなるの…？！とだいぶソワソワしながら読みました。 タイトルにある通り未来を回避するためにヒロインのクローディアちゃんは婚約を破棄するべく頑張るのにことごとく裏目に出て王子から求愛されます。基本的にこの2人のやり取りがメインでかつ微笑ましいので安心して読めました。特にざまぁ要員だったはずのシルヴィオ王子が可愛くて可愛くてひたすら愛でてました。2020/08/18
千代
2
Kindle。すっかりお馴染みの異世界転生、こんどは作家が自作品の世界に転生したぞ。設定は面白かったけど、肝心の主役ふたりにあまり思い入れもなく。ただ、ろくでもないオレ様ヒーローのシルヴィオは、クローディアを見返すための動機から始まって血のにじむような努力を重ねて、割とまともになるのが早かった。反対にヒロインのクローディアは読んでてイライラすることが多かったかも。作者だからとグダグダウダウダしすぎるし、結局自分の意思を強固に貫いてのあの広範囲迷惑。読み終わったあとどっと疲れが出た。2021/01/04
