ウイルスと内向の時代 コロナ後の大転換を国家と個人はどう生き残るか

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ウイルスと内向の時代 コロナ後の大転換を国家と個人はどう生き残るか

  • 著者名:佐藤優【著】
  • 価格 ¥1,386(本体¥1,260)
  • 徳間書店(2020/07発売)
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  • ISBN:9784198651336

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内容説明

新型コロナウイルスによって国際社会と個人の日常はどう変わってしまうのか? 佐藤優が読み解いた世界的危機の深層、緊急刊行!
最強インテリジェンスオフィサーが読み解いたコロナ禍の正体緊急刊行!ウイルスは国家と個人を分断し国際協力や互助の精神を奪うその果てにある世界とは――!?国際社会の大転換とこれからの生き方がわかる!目次
内向する日本と米国への警鐘
まえがきにかえて
第1章 強権発動できる国家が生き残る
中国はコロナ後の影響力拡大に動く
WHOと中国の蜜月を疑う者へ
感染実態は国家が隠蔽したのか
なぜ中国はパンデミックの震源地になるのか
自宅隔離違反者に厳罰を科した台湾
イスラエルが敷く監視体制の最先端
モサド元幹部が政府優位の実態を語った
反体制派の監視強化を強めたロシア
コロナ禍に隠れてロシアに奇妙な動き
有効なのは民主主義か、独裁体制か…ほか
第2章 世界はどこで間違えたのか
イタリアの医療崩壊と露になったEUの終焉
米中の非難合戦の本質を読み解く
対中批判は大統領選挙への世論形成のため
覇権国家不在の世界に突入する
韓国は「恨」から抜けられなかった
コロナ対策で圧迫される北朝鮮経済
生物兵器による侵略だったのか
ウイルス蔓延と心理学のインテリジェンス
黄禍論と人種主義的思想の危うさ…ほか
第3章 日本の有事対応を考える
実はWHOに先駆けていた日本の対応
なぜ都市封鎖でなく緊急事態宣言だったか
法的規制より「同調圧力」が響く国民性
国難に向かう翼賛体制の効果と罠
中央政府による自粛と沖縄の立ち位置
「小さな政府」ではなく「大きな政府」
一律10万円配布で果たした公明党の役割
ガーゼマスク配布に筆者は戦慄した
今は「戦時の思想」で政治は運営される
野党は政争の一時凍結で支持を得よ
国家安全保障局が国と民の命運を握る
コロナ政局と「安倍・小池戦争」…ほか
第4章 名著から読み解く「人類とウイルス」
『ホモ・デウス』の未来予測への異論
ゲットーの悲劇を繰り返さないために
『ペスト』が暗示するコロナ禍の世界
新型コロナウイルスを神学的に考える…ほか
第5章 私たちはどう生きるか
リモートの進展で極端な成果主義に
中間管理職は平社員まで落とされる
「対面形式」の授業は価値が上がる
次のエリートは「再分配」の思想を持てるか
学生は大学の「消費者」ではない
スピリチュアルな世界観が広がっていく
「社会というものはない」とサッチャーは言った
「贈与の連鎖」で社会を立て直せ
日本政府の成果を評価すべきだ
あとがきにかえて

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

kawa

31
2020年作。あの頃は3カ月もすれば終息と思っていた。知人の飲食経営者は1年以上はと言っていて、その先見性にびっくりした。が、そろそろ3年が経つ。今月、私の趣味仲間3人が相次いで感染したが、幸いにも皆、無症状か軽症。2020年当時からすれば、明らかにフェーズが変わってきていると思うのだが、世間やマスコミ等の論調はあまり変化がないのが悩ましい。さて、本書。佐藤氏の様々なところでの発言と、当然平仄が一致するが、安倍政権のコロナ対応に高評価が印象的。(コメントへ)2022/08/28

gtn

28
非常時においては、行政府が国民の良識を利用して巨大化するとともに、国会も挙党態勢が強まることを知る。言い換えれば、現今の内閣支持率低下は、まだ道半ばではあるが、危機的状況の峠を越えつつあるとの国民意識の裏返しか。2021/06/02

ふくとみん

18
買ってそのままにしていた。出版されて4年が経った。私もこの夏コロナに感染したが風邪程度だった。第5章テレワークの話に納得。一番影響受けたことかもしれない。2024/09/01

くらーく

5
日本のウイルス対策について、評価すべき、と言うのは同感。実際に超過死亡が少なかった訳だし。行政府の対策の成果だろう、と胸を張って言えるほどでは無いし、一般人の抑制ある行動の成果もあるだろうし。いろんな相乗効果?で、結果的に新型コロナによる死亡者は相対的に少なかった訳だから。 あと、ロシアの戦勝記念日を9/2から9/3にした話は興味深いな。そんなに日露戦争が尾を引いていたのかと。復讐の連鎖を断ち切っている現在の日本はもっともっと評価されて良いのではないかねえ。少なくとも国民は自己肯定して良いと思うけどなあ。2021/08/07

ぽー

5
持病持ちの佐藤優もリモートワークになったお蔭でコロナ本を緊急出版出来たという。北方領土交渉でも屁理屈というのはこういう風につくものなのかという位ダメダメな安倍政権擁護してた佐藤優も布のアヘノマスクが配られた事にGNP3位の国でそんな能力しかないのと戦慄し末期のソ連みたいと書かれてて同意(笑) ハラリが「ホモデウス」で人類は疫病を克服した…とさらりと書かれて直後のコロナ禍に私も違和感もったのだけどイスラエルには一言ある佐藤優もその未来予測に疑問持ったと書かれていた。2020/10/20

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