内容説明
大泥棒一味に必殺剣を遣う武士が・・・。貧しいならば奪ってよいのか？
太物問屋の小泉屋に押し込みが入った。番頭と手代は、どす黒い血に染まっていた。岡っ引き銀次と昵懇の剣客・向井藤三郎は、刀傷から、必殺剣の脇霞を遣う古賀弥九郎が下手人と睨んだ。古賀は妻のゆきを斬り殺したという噂がある男だけに臭う。だが、何ゆえ貧しい暮らしを支えた若い妻を殺したのか?逆袈裟から袈裟へ、その連続技が凄まじく迅い古賀に、銀次のまろほしは一閃するのか。 ※本作品は、「まろほし銀次捕物帳 凶盗」を加筆修正した新装版です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
rakim
3
盗賊物、長編。前巻に続き向井さんが「武士」の情けを…。内容とは逸れますが、ここ数巻の装丁画がとても好きです。時代物の装丁・挿絵を幅広く手掛けている方（西のぼるさん）の作品で時代物好きな方なら必ずご覧になっているはず。2011/03/08
犀門
0
#178★★★☆☆2014/11/12
