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内容説明
沖縄の「闇と癒やしの実話怪談集」第3弾
沖縄の怪談は、古い物は恐怖よりも人外の世界に親しみを持たせる。また、避けて通れない沖縄戦に由来するものは惨事と哀切を伝える。これらの説話をまとめた実話怪談集「琉球怪談」(ボーダーインク社刊)を漫画化。原作はこの夏、「琉球怪談」最新作を発行する沖縄怪談のオーソリティー小原猛。漫画は、奇妙な愛すべき人々を描いてきた「高梨さん」の太田基之。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
あたびー
24
沖縄にキジムナーが少なくなってしまったと言うのは本当に寂しく感じます。もちろん沖縄だけではなくて日本全体、いや世界全体からそうした存在が薄れてしまっている。水木先生まで彼岸へ行かれて、私達はどのようにして妖怪をつなぎとめたら良いのでしょうね。でも彼らは私達に見えなくなってしまっただけで、いなくなったわけではないのでしょう。沖縄の人々は内地の人間よりまだしも彼らを感知するセンサーがあるわけです。そういうお話だと思います。2021/01/28
澤水月
11
沖縄戦を戦った米兵が来日し不思議なものを目にする話は珍しい。仲西ヘーイは沖縄の怪談・妖怪の中でも気抜けするような名前だが実態は子供が神隠しに遭うなかなか怖い話。末期の報せ系の話数話の中、この独特なタッチの絵で顔が崩れ保てなくなるおじさんはかなり怖い。後書き、墓場でミッチ・ミラーツボった!2020/08/17
sazen
5
★★★★花火大会も夏祭りも盆の墓参りも行けなかった今年の夏。オバケ絡みのテレビ番組を見たいと思いつつ、幼児が常に隣にいるので見られず。「なんか、夏的な気分になる本を読みたい」と思って書店のレジ横に平積みになっていたのを衝動買いした一冊。一度だけ行ったことがある沖縄は、いきなり好感を持った土地。土着の異形の者の話を興味深く読む。戦争由来の話には、当時の人々の苦しみが未だに終わっていないことを痛感させられる。75年経ても納得できないのよね。微妙にヘタウマ感を漂わせる作風が逆に不気味さを強調している。2020/08/23
Kavi
3
原作者の小原猛氏の怪談が好きで、最近読み込んでいるのだけど、こうやって漫画化されるとよりイメージがつく。怪談といえど、怖い話でなく、不思議な話が多くて沖縄はなぜ、こうも不思議現象が集中してしまうのかを知りたくなってしまう。ほとんどの怪談は、人の念の仕業やと解釈しているのだが、沖縄の不思議現象だけは、人の念では片づかない。ならば、自然信仰という念なんだろうか。正体がしりたい。2021/10/07
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