内容説明
どんな職場にもムダがある。だから改善できる――世界のトヨタ、その強さの秘密は、徹底的にムダをなくす「カイゼン」(改善)の積み重ねにある。「ベストを追求するな」「行動しながら考えろ」「精神論はいらない」「必要な会議はそれほど多くはない」「残業を疑え」「トリセツよりも口伝え」「わざと失敗させる」等々、現場で考えることから生まれた、あらゆる職場、学校、家庭で実践可能なカイゼン方法を示す。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
W-G
236
トヨタ関連の本は、たまに読むようにすると、自分の仕事ぶりを新鮮な目で振り返ることが出来る。今回も良い気付きを得られた。それはつまり、まだまだ自分は無駄が多く、コストをシビアに考えられていないということであり、逆説的に、伸び代や可能性が残されているのだと思えて、自信を与えられているのかもしれない。ジャストインタイムや六割理論等、ひとつひとつの具体例も、抽象化して再編し直せば、ファストファッションや、パン屋や蕎麦屋といった飲食業界まで、無限に適応が効く。そういう、実例だけ集めたものをもっと読んでみたい。2021/01/06
ゲンキ
120
トヨタの「カイゼン」とよく耳にするので、読んで見ました。トヨタ以外にも、ユニクロやZARA、ガーデングループ等の好事例も紹介されている。私(カイゼンを任されている立場)としては、本書に書かれていた「カイゼンは人間性にあふれ、誠実な人間でなくてはならない(155ページ)」という文章に、胸を打たれた。専門性があっても、職位があっても、やはり人間性がなければ相手の胸には通じないと改めて感じさせられました。明日からこの言葉を胸に行動します。2020/08/16
ぴえろ
47
トヨタだけではないが、カイゼンのヒントが多数。コンマ1秒のムダを削る。ベストを追及せす、ベターベターベターの積み重ね。あとがきにあったトヨタにあるボスター「事務系職場における7つのムダ」もムダなものとは認識しつつもカイゼン出来ていないなぁ、と。「おばあちゃんの七面鳥」になっている仕事は多い。2021/07/24
西
21
本を買う時は、本屋さんで中身をパラパラと見て、自分に合うか確かめないとあかんなと再確認。自分には合わなかった、全く。トヨタ自動車のカイゼンについて学びたかったんだけど…。トヨタと全く関係ない話も多かったし…。71のヒント、ってタイトルにあるけど、ホント寄せ集めただけの感じ。短い時間で書き上げた本なんだろうな。いくらなんでも、このレベルで出版して良いの?新潮社さん、って大人気ない事書いてしまうくらい、私には合わなかった2021/01/26
むた
12
なるほどー、と思うことがたくさん。こういう本を読んでいつも思うのは得た知識を自分の仕事に上手く変換して実行できるかどうかが大事だってこと。カイゼンすべきは頭でっかちになりがちな自分なのかもしれない。2020/11/30