新潮新書<br> スマホ料金はなぜ高いのか(新潮新書)

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新潮新書
スマホ料金はなぜ高いのか(新潮新書)

  • 著者名:山田明【著】
  • 価格 ¥792(本体¥720)
  • 新潮社(2020/07発売)
  • ポイント 7pt (実際に付与されるポイントはご注文内容確認画面でご確認下さい)
  • ISBN:9784106108686

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内容説明

菅官房長官が「スマホ料金4割値下げ」をぶちあげてから早や2年。5G対応や急増するテレワークなど通信インフラ大変革の時にあって、日本の通信料金は高止まりしたままだ。背景には、NTTドコモをはじめ大手3社による寡占市場、歪んだ料金体系と収益構造、官民の馴れ合い体質がある。誰が悪いのか。何が改革を邪魔しているのか。通信業界に長年身を置いた著者が全てを明かす。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

おさむ

38
題名だけ見て買うと、必ず失敗する。粗製乱造の新書を買うときの鉄則だったのに‥‥。元NTT幹部の著とあるので、どんなにディープで含蓄のある論が展開されるのかと思いきや、これまでの通信行政の歴史のなぞりとNTTの経営批判、総務省の天下り批判と、どこかで読んだ話の寄せ集め。かつ文章が散漫で読みづらい。本人の経験から書かれてあるのは、社外取締役の機能不全くらい。初耳だったのはコムシス、協和エクシオ、ミライトの通信設備建設3社が隠れNTTグループ企業ということですが、これも業界紙等には書いてあるんだろうなあ‥‥。2020/08/02

よっち

36
5G対応や急増するテレワークなど通信インフラ大変革の時にあって、高止まりしたままの日本の通信料金。大手3社による寡占市場、歪んだ料金体系と収益構造、官民の馴れ合い体質を明かす一冊。日本の端末が海外に比べて安いのは高額な端末価格を通信価格に転嫁しているということなんですが、見方を変えれば高騰し続ける端末代というハードルの高さをどうするかって話でもあるんでしょうね…これ。ドコモやソフトバンクの話は興味深かったですが、三大キャリアが複雑怪奇に保守化して、楽天も軌道に乗せるのは大変そうで、改善は難しそうですね。 2020/08/12

紫の煙

11
本書の発売後、NTTがドコモに対しTOBを行い、ドコモは上場廃止。そして、低料金プランの発表と事態は大きく動いた。著者が元NTTなので、NTTの話に終始しているが、料金が下がらないのは、KDDIとソフトバンクの責任が大きいと思う。2020/12/11

RmB

9
スマホ料金を下げる方法。アンテナを増やさない。つまり、私たちが「圏外」という言葉を許容すればいいんじゃないでしょうか・2021/02/02

チャー

8
世間で高額と言われるスマホの料金がなぜ高いのかを検証した本。企業、組織、行政など、通信事業を取り巻く環境を紐解きならが、中々下がらない料金システムの成り立ちや仕組みを詳しく紹介している。日本が諸外国と比べ相対的に利用料金が高いことを伝え、大手の寡占状態に起因して競争原理が働き難い構造であることを指摘している。企業と政府のやり取りは携帯電話のシステムが確立する前の固定電話時代から続いたものであり、組織の体質も少なからず影響を与えているようだ。5Gも含めたサービス業態の変化等新たなシステムが期待される。2020/09/13

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