内容説明
仕事の「困った」がこの1冊で解決!
発達障害といわれる人たちは
仕事の進め方や職場のコミュニケーションにさまざまな困難を感じることがあるが、
その根底にある不安は「判断するのが怖い」という一言に集約される。
本書は発達障害あるいはグレーゾーンの人たちが
「判断するのが怖い」と感じる場面に起こっていること、そこに影響している特性、陥りがちな心理やしてしまいがちな行動を丁寧に分析し、
どのように不安を解消していったらよいかを解説していく。
仕事や人に対応する表面的なスキルは場面が変われば応用が効かないが、
本書で展開される心理に添ったアドバイスはどんな場面でも、また長期的に効果があるはずだ。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
あさひ.a
30
仕事で困りごとが多い「ある種」の人間に、どんな特性があるのを丁寧に説明していて、首がもげそうなほど頷きながら読んだ。漠然と苦しみながら生きてきた身にとっては、不得意なことが「特性」としての理解に繋がり、本当に救われた気持ちになる。この特性があるからと言って職場に対する免罪符に使うつもりはないけれど、頑張る方向性を修正しながらできる限りやっていき、なんとか働き続けていきたいと思う。あと、出来ないことはもう潔く諦めることにした。(←例えば、職場の人たちの出身地と異動遍歴なんて、私には全く覚えられない。)2023/02/16
香菜子(かなこ・Kanako)
23
「判断するのが怖い」あなたへ 発達障害かもしれない人が働きやすくなる方法。佐藤 恵美先生の著書。判断するのが怖い。私とは無縁の言葉。即断即決してしまうのが私の悪い癖だから。判断するのが怖いというのは私にとっては羨ましい長所。判断するのが怖いということは物事を慎重に考えて丁寧に対応しているということだから。がさつで気分次第で物事を決めてしまって後悔することが多い人からすると羨ましいこと。2023/08/18
アルカリオン
11
医師が「発達障害」と診断するかどうかに関わらず、「自分は発達障害だ」とか「あの人は発達障害だ」と安易にラベリングすることは誰の得にもならない。(一般論ではなく)「自分自身の」発達障害特性とは何か、「自分がいる環境の中で」どのように障害特性が影響しているか、を知るのが重要だ(No.136-)▼自分自身について、また自分と他者との違いについて理解し、それを他者にうまく説明できると適切な環境を獲得しやすい▼▼「みんな一緒」じゃないことを自分も理解し、周りにも理解してもらうのがカギ、ということか。2021/06/12
美兎-mito-
7
自分がどういった苦手特性を持っているか、 そして、どんな行動・心理に陥り、困ってしまうか…ボンヤリしがちなこの2点を文字として明確に把握できる。 本の主旨である、悩みの原因理解はしっかり行える一冊。 対処策については、不可視な要因を可視化する点は今年から実行したい。 普段の作業時間の数値化、対応相手によるレーティング分けなど。 把握した苦手特性を受け入れつつ、上手くこなせる知見を手にしていきたい。2021/01/03
kanaoka 58
4
ADHD気質の人を理解するため読みました。脳や性格の癖として、現代環境とは相性が悪い事が多いのだろうと思いますが、いわゆる天然キャラ的で、自分にはとても相性が良く愛すべき人達でもあります。 とはいうものの、自分自身はADHD的な気質とは正反対のところが多く、過去、彼ら彼女らを理解できず、誤った判断・思い込みをたくさんしてきてしまった事を反省させられました。2023/09/21
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