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内容説明
クラスで誰にも拒まれない水のような存在になりたいと思っていた浦和宗一郎はクラスでもひときわ目立つ板橋さんに目をつけられたことにより気持ちが揺れ動く……。二人の思いがすれ違う青春の物語。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
歩月るな
5
世界滅亡がトレンドに入ってる頃に出た一作。透明になりたい僕を見つけてくれた女の子のために出来ること。まだ孵化を待つ蛹の物語。時代に拠らずアナログ原稿に向き合うからこそ、顔突き合わせての作業も叶うんだな、とか、一つの目標に携わる事で、褪せない思い出になるもんだ。と言うのは、日常の浸食と何気ない風景の反転、勉強会の景色がクライマックスに繋がっていくから、同じ空間でいながらの異邦人的感覚、人生交差点が濃い物語に詰まっていた。ネイルの意味も印象に残る。でも今は学生時代にスマホを持たなければ、物理的に透明になれる。2020/08/22
しじまいずみ
0
高校生活の爽やかでも甘酸っぱくもそんなにでもない一ページを描いたもの。 とりあえず川口姉妹は人に侘びるとかがないのがモヤる。2021/04/11