内容説明
森一刀斎による、受験数学居なおり術の極意。数学となかよくなる秘訣は、まずさりげなくつきあい、つぎにチャンスをみて肉迫する。つまり、異性となかよくなるコツと同じ――といったアドバイスがいっぱい。受験術指南の佐保利(サボリ)流家元・森毅先生による、学生と教師のための受験数学攻略法を、ここに直伝する。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
レオンハルト=フリードリヒ=ソートイ
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こういう人がモデルになる大人なんだ。教師とは。官僚の末端なのか、近所のおじさんなのか。自分の言葉で語る受験生へのメッセージ。どう受け取るかは読み手が考えればいい。2011/09/04
お気楽になりたいお気楽さん
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再読。処世術としても読める。力の抜き方がわかる。「受験というものは、合格しさえすればよい。トップだろうが、ビリだろうが、合格しさえすればよい」「時間をうまく使うとは、ともかく早く解答を書きおわるというのではない」「誤ることと、迷うことだけが、実力をつけるチャンスである」「諦めて気やすめするより、ツラクともいつまでも悩み続けるのが人生だ」「へんに真剣になるより、『たかが入試』ぐらいの気持ちで、落ちたら困るなんて考えずに、べつに落ちたら落ちたときのことさと、本人も周囲も考えているほうがよい」☆☆☆2020/10/06
お気楽になりたいお気楽さん
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中学生向けの文章から大人向けの文章までがばらばらの順序で含まれていて、読んていてちょっと困惑。「わき道に入り、ときに誤ったり迷ったりすることで、その世界が自分のものになっていく」旨が繰り返し記載されている。☆☆☆2019/06/25