講談社文庫<br> からくり人形は五度笑う

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講談社文庫
からくり人形は五度笑う

  • 著者名:司凍季【著】
  • 価格 ¥660(本体¥600)
  • 講談社(2020/07発売)
  • 初夏を満喫!Kinoppy 電子書籍・電子洋書 全点ポイント25倍キャンペーン (~5/18)
  • ポイント 150pt (実際に付与されるポイントはご注文内容確認画面でご確認下さい)
  • ISBN:9784061858626

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内容説明

人形の村で次々起こる怪事件を巡る本格推理――人形の村・沙華姿。そこで27年前、婚礼の夜に新妻が殺された。雪に囲まれた死体の側には、凶器も足跡もなかった。数ヵ月以内に新郎も殺され、双子の弟も焼死として処理された。同じ頃、この村で行方不明になった父を探して訪れた、作家・依井直之。昔の事件の謎を探るうちに、彼にも魔の手が迫る! 新本格推理。人形村の秘密とは何か? 謎の探偵・一尺屋遙が怪事件に挑む!

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

セウテス

90
一尺屋遥シリーズ第1弾、作者デビュー作品。ミステリ作家の依井直之の元に、27年前に失踪した父親が書いたと思われる葉書が配達される。彼は葉書に描かれた手まり唄に導かれ、父親が消えた村に向かう。探偵役はその後、彼に呼ばれて村に来る一尺屋遥、話の運び方も意外性あり興味深い。横溝正史先生を感じさせる作風も悪くはないのだが、トリックが大きすぎて現実感が湧かないのは残念だ。探偵の一尺屋のマイペースな性格は良いと思うが、謎解きの演出に盛り上がりを欠くと思う。最後に犯人を示すというのは、確かに難しい構成だとは解るのだが。2019/10/20

HANA

62
人形作りを生業とする村。二十七年前に起きた連続怪死事件、行方不明となった父の葉書から村を訪れた小説家。と単語だけ見ると横溝テイストたっぷりだが、著者の文体のせいか登場人物の性格のせいか、暗さを感じさせない。島田荘司の推薦を受けてデビューしただけあり、何となく彼のトリックを思わせるものもあるなあ。瞠目するほど大掛かりで何となく大味な所とか。ただ殺人が起きたにも関わらず関連する警察関係者が巡査一人とか、妖怪の正体がそれだけ?とか細かい粗も目立つ。神は細部に宿るというか、そのせいで乗り切れない部分も多いかな。2022/05/24

Tetchy

40
トリックはすごかったけど内容はいまいちだな~。主人公に魅力がないのもねぇ・・・。2008/10/31

pomota

5
27年前に失踪した父親の絵が描かれている葉書を受け取り、過去に殺人事件が起こった村に導かれた青年。好みの和風ミステリでした。特に中盤の展開に驚かされました。ラストは大体予想通りでしたが、それも含めて良かったです。2013/06/18

陽介@中四国読メの会参加中

4
うーん、何だかなぁといった感じでした。トリックも、「…そんなに上手くいくの?」といった感じですし、かといってキャラクタが描かれてる訳でもないし、すごくもやっとする読後感。2012/07/14

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