TOKYOストラディヴァリウス1800日戦記

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TOKYOストラディヴァリウス1800日戦記

  • 著者名:中澤創太【著】
  • 価格 ¥1,870(本体¥1,700)
  • 日経BP(2020/07発売)
  • ポイント 17pt (実際に付与されるポイントはご注文内容確認画面でご確認下さい)
  • ISBN:9784822289959

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内容説明

■珠玉のストラディヴァリウス21挺が東京に集結!
世界を驚かせた「奇跡の7日間」実現までの奮戦記

ヴァイオリンをこよなく愛する日本人が、たった一人で始めた「東京ストラディヴァリウス・フェスティバル」計画。誰もが「無理だ」と諫めたが、男は諦めない。
名匠ストラディヴァリが残した傑作ヴァイオリン、幻のヴィオラ、唯一のギター、希少なチェロを追って、イタリア、イギリス、スイス、日本を東奔西走。再三の門前払いにもめげず、アポなし突撃、張り込み、パーティー潜入で道を探る。
会場探し、スポンサー開拓も難航を極めるが、それにも怯まずに全力で駆け回る綱渡りの日々。「できるまで、やる」。その信念が、やがて人々の心を動かしていく。
総額210億円、珠玉の名器21挺を日本に集結させ、世界を驚かせた「奇跡の7日間」実現までの1800日戦記。

■プロジェクトリーダー必読!

「前代未聞のストラディヴァリウス・フェスティバルを、本場ヨーロッパではなく、日本でやってのけた舞台裏。クラシック関係者のみならず、プロジェクトリーダー必読の一冊だ」フレンズ・オブ・ストラディヴァリ会長パオロ・ボディーニ推薦!

歴史と伝統に裏打ちされたヨーロッパ弦楽器界の強固な門を、はるか遠く日本からやってきた若者は、愚直に叩き続ける。頑なに拒否し続けた人々の心をいかに開き、絶大な信頼を得たのか。

■ストラディヴァリウス21挺のエピソードリストを収録!

フェスティバルに集結した奇跡の21挺は、どんな人々の手を経て今に至るのか。それぞれの300年の軌跡を、カラー写真とともに辿るエピソードリストを収録。

目次

プロローグ
第1章 ヴァイオリン屋の息子
第2章 なぜストラディヴァリウスか
第3章 作戦開始
第4章 幻のヴィオラ
第5章 会場決定
第6章 点と点
第7章 スポンサーを探せ
第8章 初公開ラッシュ
第9章 前代未聞たちのパレード
第10章 コンセプトを詰め切れ
第11章 カウントダウン
第12章 展覧会開幕
第13章 走り切れ
第14章 終わりと始まり
第15章 共鳴する未来
エピローグ
21挺のストラディヴァリウス エピソードリスト
フェスティバル フォトリポート

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

まろまろ

13
何重にも立ちはだかる壁の前からのスタートだった。そして実現した「東京ストラディヴァリウスフェスティバル」、柔らかな音色が聴こえてくるような気がした。 ストラディヴァリウス、なんて夢のある楽器なのだろう。いろんな人の手を渡り歩いてその人生を彩り、たくさんの聴衆の心をなぐさめてきた。作者の肖像画からは温かな人柄がにじむ。これから更に100年200年たって音色にどんな深みが加わるのか、とても気になる。そんな宝の価値を広めようと奔走する中澤さんには頭が下がる。熱い想いはうらぎらないことを知った。2022/07/28

しばこ

13
名前も知ってはいるし、演奏されているのをたまにTVで見たりするけど、その物凄いフェスティバルが行われていたことをこの本で知った。とてつもない情熱と信念十諦めないしつこさ(失礼)とで、不可能とも思えたイベントを成功させた自身による奮闘記。読む某国営放送のプロフェッショナルといった感じだった。知らずに行けなかったことが悔やまれる。2020/09/30

スプリント

7
見に行けなくて悔しい思いをしたイベントでした。著者のあたってくだけろ、何度でも情熱の続く限りの精神は見習いたいですね。2020/10/05

Susumu Kobayashi

5
日本ヴァイオリンの若き代表取締役社長である著者が、クラシック音楽業界の将来を心配し(クラシック音楽好きは1%以下の絶滅危惧種!)、始めた企画がアントニオ・ストラディヴァリの製作したストラディヴァリウスを集めて展示するというものだった。最終的に18挺のヴァイオリン、各1挺のヴィオラ、チェロ、ギターを集めることに成功する。そこに至るまでの過程と、展覧会が始まってからのことが述べられている。そんな展覧会があったことをそもそも知らず、残念なことをした。2020/12/24

mayumi

3
地方在住としては、このイベントに行った人がうらましい。 今時はYouTubeがあるじゃないかという人が大半かもしれないが、直接見る、聴くなどの生の体験で得られる感動はまったく違う。 巻末の楽器のストーリーは名前しか知らなかった歴史がわかって、面白かった。いつかこのフェスティバルに出展された楽器の生音が聴けることを楽しみにしている。 2020/09/06

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