内容説明
小学校5年生の2学期、転校生の和江が学校に来なくなった。
彼女が引っ越してきたのは山の中腹にある古アパート。
様子を見に行った先生も謎の高熱にうなされる。
心配した綾香は意を決してアパートに向かう。
そこで出会ったモノとは……。
そして、綾香はまだ気付いていなかった。
自身もすでに囚われてしまっていることに――。
蜘蛛の巣に絡め取られたら闇に引きずり込まれる……。
原点回帰――沢村ホラーの真骨頂が再び!
目次
プロローグ
第1章 黒雲
インタリュード #1
第2章 間荘へ
第3章 浸食
インタリュード #2
第4章 再びはざまへ
第5章 八つ目
第6章 雷光
第7章 晴れ間
エピローグ
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
坂城 弥生
31
表紙から連想するほど怖くはなかった。ホラーってより人間性を描いている感じだった。2020/07/24
ミーコ
26
初読みの作家さん。最初は子供向けの作品かな?と思いましたが、まずまず面白かったです。後半、引き込まれました。澪ちゃんは何者? 狭間荘、怖いです。2020/12/31
tow
8
沢村鐵さんの、こういうダークファンタジー?ダークなジュブナイル?ダークなYA作品、ほんと、好き。好きすぎる。ぜひ「あの世とこの世を季節は巡る」と合わせて読んで欲しい一冊。できたら「十方暮の町」と「封じられた街」も行ってきて欲しい。2020/08/04
まめもやし3
5
勇気ある小学生たちが謎の闇と闘うお話。202号室を覗いた時には、一体どうなることかと思ったが、澪のこれまた謎の力によって無事解決。澪の背景が知りたい。比嘉姉妹?2020/08/20
ジニー
3
★★☆☆☆2023/08/05