コロナ時代を生きるヒント

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コロナ時代を生きるヒント

  • 著者名:鎌田實【著】
  • 価格 ¥1,320(本体¥1,200)
  • 潮出版社(2020/07発売)
  • ポイント 12pt (実際に付与されるポイントはご注文内容確認画面でご確認下さい)
  • ISBN:9784267022531

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内容説明

「どんなにたくさんの『死』に関わっても、死には疑問が残る」――
そう語る著者は、医師として多くの人を看取ってきた。
人には必ず「死」が訪れる。にもかかわらず現代人は「死」を語ることを忌み嫌い、向き合うことを避けようとする。
そして自らの「死」について、自己決定しないがゆえに、望まない延命治療や残酷な最期を迎えてしまう。

果たして「死」は怖いものなのか。

自ら末期がんを患った緩和ケア医、「あの世」について研究している大学教授、死者と通じ合うユタやノロ、死と隣り合わせだった東北被災地の人々。そしてコロナ禍が突き付けた厳しい現実――。
豊かな「死」を取り戻すために奮闘する人々との対話を通じて、著者がたどり着いた「死」の実像とは。 カマタ流の温かくて柔らかい「人生の終(しま)い方」!

目次

はじめに
第1章 豊かな「死」とはなにか
「死」のそばに立つ仕事
「死」は日常のなかにあっていい
医師として、患者として
第2章 此岸と彼岸を分けるもの
亡き人への手紙
魂の存在を信じるか
「生」と「死」の間にあるもの
第3章 「死」の受容
暮らしのなかの看取り
「死」に向き合い、「生」を過ごす
繰り返し思い出し、偲び、語る
被災地の“幽霊”が教えてくれたこと
第4章 コロナ時代を生きるヒント
免疫の力
自己決定する「ニューノーマル」が始まった

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

coldsurgeon

5
コロナ禍の中で、コロナ感染症とともに生きて行く時代の先、beyond COVID19 コロナを越えて 生きて行く時を著者は見つめようとしている。生と死とが、2極化して別れるものではなく、生と死との間にクッションのように存在するものを意識しているようだ。そう、死と向き合うことにより、生の大切さに気付く、生と死のつながり。「死」のそばに立つ仕事をする私にとって、そのつながりを絶えず意識して見つめる必要がある。2020/11/17

きりんだよ

0
生と死、考えさせられる。 鎌田さんは、死後の世界には懐疑的、私もそう。 けれども、ぐぐっと引いてみると、魂、来世、そんな考え方もいいのかもしれない、と思えてくる。2021/09/16

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