西荻ヨンデノンデ

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西荻ヨンデノンデ

  • 著者名:玉川重機【著】
  • 価格 ¥1,595(本体¥1,450)
  • 講談社(2020/07発売)
  • ポイント 14pt (実際に付与されるポイントはご注文内容確認画面でご確認下さい)
  • ISBN:9784065195239

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内容説明

西荻窪、この街で飲むお酒は人との距離を近づける。この街で出会う本はあなたの人生を豊かにする。

バー「栞(ページ)」はちょっと変わったお店。お酒と読書を楽しむための空間であり、気になった本を選んだ客に、相応しいカクテルを作ってくれる。バーテンダーの芽絵と姉であり作家の樫子は、訪れた人に寄り添いそれぞれの物語に耳を傾ける。

収録作品:『真珠母の匣』『異邦人』『プレイバック』『怪談』『悪童日記』『高野聖』『ノンちゃん雲に乗る』『八十日間世界一周』『塩一トンの読書』

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

akihiko810/アカウント移行中

17
西荻窪のブックバーを舞台とした、酒と本にまつわるドラマ。7/10点  前作『草子ブックガイド』に続いて本がテーマ。そしてカクテル。私は酒を飲まないので、カクテルには疎いし興味ないのだが。ブックバーで繰り広げられる人間ドラマは、やはりいい話。ただ、酒に興味ない分、私にはそこまでハマらなかった感もあり2022/07/26

三平

12
本好きにはたまらない漫画『草子ブックガイド』の続編的作品。 本作で紹介されているのは、中井英夫『幻戯』、カミュ『異邦人』、R・チャンドラー『プレイバック』、小泉八雲『怪談』、A・クリストフ『悪童日記』、泉鏡花『高野聖』、石井桃子『ノンちゃん雲に乗る』、J・ヴェルヌ『八十日間世界一周』、須賀敦子『塩一トンの読書』。2020/07/25

コリエル

6
草子ブックガイドの作者さん懐かしいな。今回も書肆案内の要素を含んでいるが、同時に知る人ぞ知るな穴場のバーが舞台でもあり、稀なる客たちの人生と迷いにあわせてピッタリの一冊と一杯を提供するという趣向。前作よりも前向きな物語としてまとまっており、もっと読んでみたかったなという気持ちで終われた。姉妹がそれぞれ独立していくような話にも出来そうだったけど、寄り添いあうかたちにまとまってくれてよかった。2020/08/26

ぷほは

5
前作『草子ブックガイド』は、主人公を取り巻く現実の悲惨さや悲しみが本の想像力の魅力を時に超え出る程に迫ってくるため、自分の心が読んでいてもたなかった。今作は出来すぎているキライはあるが、そのぶん作品としての完成度は高いと思う。絵柄の緻密さと夜の温かさ、物語の優しさが高水準で組み合わさっており、本の内容、作者の来歴、カクテルを作るしぐさの描写、どれも心地よかった。西荻窪に一切の興味関心もなく、行ったこともないのだが、こんな店があるかもしれない、と思わせるだけでもすごいことなのだということは、十分伝わった。2020/08/05

pugyu

4
西荻窪って学生時代は通過する街だったのですが、最近注目を集めていますよね。「草子ブックガイド」が終わってしまい喪失感もなくなったころ、作者の代表作が合わさったような漫画がでましたね。ブックバー「葉(ページ)」は西荻の街ならありそうな感じがします。毒舌美女の樫子姉さんとバーテンダーの妹芽絵ちゃん。訳あり姉妹のもとへ悩みを抱えたお客さんが来ます。悩みが解決するわけじゃないど、こういう場所があるといいですよね。2020/10/04

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