二階堂幸短編集 ありがとうって言って 電子限定描きおろし特典つき

著者名：二階堂幸【著】

講談社（2020/07発売）

• ISBN：9784065202685

内容説明

【電子限定描きおろし特典マンガつき】

人生で初めてできた彼女、大好きだった学校の先生、
憧れ続けた友達のお母さん、何かと気になる会社の同僚 etc...
誰かを愛しはじめた私たちは、こんなにも強く美しく鮮やかに生きられる。

見覚えのある景色を希望に変えて。
二階堂幸が描く、2年ぶりの新作! 珠玉の短編オムニバス。

☆収録作品 7作品収録
「あなたの隣にも～鬼～」
「先生が好き」
「あなたの隣にも～人～」
「翡翠色の瞳」
「Run!」
「よっつのドーナッツ」
「恋のスイングバイ」

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

[黒瀬 木綿希(ゆうき)]

瞳や睫毛の描き方が好きな著者の短編集。世界の眩しさに鼓動が高鳴る7作品を収録。 高校の卒業式を終えた教え子が突然家に押しかけ泊めてくれと宣う【先生が好き】と、初詣の待ち合わせ場所へ走って向かう道中の出来事をサイレント漫画で描いた【RUN】が好き。 あとは二階堂先生おなじみのたぬき。たぬき！ 贅沢が許されるのならニコ漫などに掲載されていた、幽霊の妻が旦那に好意を寄せる女性にちょっかいを出す話を収録して欲しかった……！

2020/07/24

[トラシショウ。]

「目を見れば解った・僕はこの目が好きで・この人は僕の事を好きじゃない・でも。きっとそれよりも──」。積読消化、読み友さんの感想から。角の生えた「鬼」が暮らす社会、担任教師への淡い恋、人とそうでないモノの共存、友達の母に恋した少年、初詣の先に待つ人に向かって夜の街をひた走る少女、童話の様な子供の旅路、ドイツへ卒業旅行に来たカップル等、まさに万華鏡の様に多様な顔を見せる短編集。敢えて主題を主張しない雰囲気漫画の様で、それでいて読者の心はしっかりと揺さぶってくる不思議な作風に驚かされた(以下コメ欄に余談)。

2021/02/12

[hnzwd]

短編集。話ごとに雰囲気がガラッと変わるのは作者の懐深い感じでしょうか。感情揺さぶるストーリーで絵もキレイってのは、、良い。

2020/11/22

[funa1g]

絵がすごく上手い

2022/01/21

[参謀]

「雨と君と」の作者、二階堂幸(こう、と読むらしいです…)の短編集。この頃から絵はうまかったんだなぁと思いました。絵柄はハルタ系ですね。日常と鬼やアンドロイド、生徒と先生、恋人などの短編が収録されています。「雨と君と」の原型？のたぬきが出て来る作品もありました。そして、やっぱりショートカットの女性の絵はうまいですｗ

2023/07/30