河出文庫<br> 山峡奇談

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河出文庫
山峡奇談

  • 著者名:志村有弘【編訳】
  • 価格 ¥836(本体¥760)
  • 河出書房新社(2020/07発売)
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  • ポイント 210pt (実際に付与されるポイントはご注文内容確認画面でご確認下さい)
  • ISBN:9784309417295

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内容説明

古代から近代まで、諸国の山野に伝わる怪異譚、不思議な話、奇妙な話を多数蒐集し、現代語訳でお届けする。僧や、旅人、木こり、山人など、登場人物も多彩。知られざる話もまた多数収録。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

Shoji

38
里山にまつわる奇譚集です。民俗学の教科書かの様です。前半はとても面白く読み進めました。しかし、後半以降はトーンダウン。同じような話の繰り返しで少々退屈しました。前半はのめり込んで読み、後半は流し読みでした。2021/12/13

あたびー

22
#日本怪奇幻想読者クラブ 志村有弘氏が、山に関する怪談を古代〜昭和にかけて様々な書物から収集し編んだ本。日本の古い怪談は、概ね宗教的な訓戒を含んでいる。山には寺の意味もあるし。また、実際の地名も多く出てくるのが興味深い。山なので信州越後多めで、近代は「北越雪譜」「近代百物語」などから多く取られている。淡々とした訳文なので、夜読んでも大丈夫。2020/07/16

まめこ

18
★☆☆☆☆諸国に伝わる古今の不思議話。どうにもならない自然や神威への畏怖から生まれたと思われる話が多い古代は面白い。しかし中世以降となると、良いことしたから幸せに悪いことしたから不幸になったというような、人の生活に怪異が織り込まれた話が多い気がした。怪異をもいいように解釈するようになった不遜な人間の方が怖いなというズレた感想が残る。最後の附録が超絶ガッカリ、なんなんだ?2023/04/26

yamakujira

7
「古代・中古」「中世」「近世」「近代」と時代別に章立てして、83編の掌編奇譚と附録小説を収録。「役行者と鬼」「こぶとり爺さん」という有名な話や「耳嚢」出典の「呼出し山」、「北越雪譜」出典の「熊に助けられた男」といった聞いたことのある話もあるけれど、こうした奇譚には「船岡山の怪」「山男」「山言葉」「成島山震動」「破目山」などなど山を舞台にした話が多く、かつての里人にとって山が異界であることが伝わって興味深い。おでかけのお供に少しずつ読み進めて読了まで数ケ月、記憶に残らない話も多いな。 (★★★☆☆)2022/04/27

たけとり

2
日本霊異記や宇治拾遺物語、新著聞集といったお馴染みのものからマイナーなものまで、様々な文献にある山での伝説や怪奇な話を集めた本。そういうのを読むのが好きな人向け。目次で時代順に配置されているので分かりやすくて面白かった。そういや「こぶとり爺さん」も山の怪異だよねぇ…w2021/02/08

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