内容説明
父の跡を継ぎ、浅草で「鮨芳」を営んでいる鮨職人・山内鬼一は、
ある日、常連客の花房潤一の訃報を聞く。
彼は、地震の被害に遭い避難所にいる別居中の妻の様子を見に鴨川へ行ったとき、
余震に巻き込まれたと思われたが、服毒死と判明。
おまけに彼には、祖父の莫大な遺産が従妹たちとともに入ることになっていた。
山内は、母親のタツと事件の謎に迫るが、まもなく第二の殺人が起きる。
(『浅草殺人案内』改題)
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
とろこ
47
時代を感じる、と思ったら、1995年刊行だった。なので、多少の違和感は仕方ない。が、しかし。素人探偵の山内はともかく、刑事2人まで、物的証拠よりも状況証拠を重視し、憶測レベルで容疑者を絞るのが不思議だった。それ以外にも、山内やその祖母に捜査内容を漏らし過ぎ。ツッコミどころ満載だったが、会話文が多く、読みやすかった。2020/05/28
坂城 弥生
41
祖父の遺書に悪意を感じるのは気のせいなのか…2021/09/08
栄吉
5
★☆☆☆☆ 昭和のミステリ。読了感は帯に騙されたシリーズ。タツばあちゃんが良い味出しています。2020/04/14
kaikoma
4
プロローグの入り方が確立しているので、否応なしに期待感が高まる構成です。下町のちょっと濃い人間関係が、羨ましくも難儀だなとも感じさせられます。和服で街を闊歩して粋なのは、舞台となる街ならではですね。自分にも行き付けの店が欲しくなりました。2022/07/31
ふでこ
3
なかなかに複雑に絡み合っていたが、面白くてスラスラ読めました。2024/04/05
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