それはデートでもトキメキでもセックスでもない 「ないこと」にされてきた「顔見知りによる強姦」の実態

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それはデートでもトキメキでもセックスでもない 「ないこと」にされてきた「顔見知りによる強姦」の実態

  • ISBN:9784781618937

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内容説明

レイプ被害者の84%が加害者と知り合いだった――
被害の統計資料、被害者インタビュー、男性たちの話、
専門家アドバイス、法廷闘争まで、
「顔見知りによるレイプ被害」について知るべきすべてを記す。
1988年に刊行し、現在でも版を重ねて読み継がれる
性被害の真実を語る世界的ロングセラーの名著が待望の邦訳。

【目次】
2019年版によせて(グロリア・スタイネム)
2019年版はしがき(サラミーシャ・ティレット博士)
1994年版はしがき(ロビン・ワーショウ)

はじめに

第1章 顔見知りによるレイプの実態
第2章 あなたの周りの女性も
第3章 顔見知りによるレイプはなぜこれほど蔓延しているのか
第4章 女性が「たやすい」ターゲットである理由
第5章 顔見知りによるレイプの後遺症
第6章 顔見知りの女性をレイプする男性
第7章 集団レイプ(「パーティーレイプ」
第8章 ティーンエイジャーの場合
第9章 顔見知りによるレイプへの警察・法廷・大学の対応
第10章 女性へ:顔見知りによるレイプを防ぐには
第11章 男性へ:変わることで得られるもの
第12章 誰の責任なのか? 親、学校、議員にできること
第13章 顔見知りによるレイプの被害者を支える
第14章 あなたがもし被害に遭ったら

あとがき キャンパスにおける性的暴行を調査した『Ms.』誌プロジェクトの研究手法(メアリー・P・コス博士)
2019年版エピローグ(メアリー・P・コス博士)

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

katoyann

21
デートレイプに関する研究本。雑誌Ms.が実施したアンケート調査と著者によるレイプ被害者へのインタビューを基にデートレイプの実態を明らかにしている。「見知らぬ男性から暴力を振るわれて」起こるというレイプよりも、知人・友人のレイプの方が遥かに多いということを警告している。4人に1人がレイプを経験しているとあるが、酒に酔わされたり、騙されたり、デート中に態度が急変して脅されたりして、性被害に遭う女性が多いという。デートレイプの背景にある男性の性に対する意識など、ジェンダー要因も丁寧に説明されている。2023/12/20

まうんとふじ

3
知り合いからの性的暴行について、レイプだと認識できない、できたとしても告発することの社会的リスクが高すぎる2021/07/24

鹿ノ子

3
日本でも似たような事件がある度に女性に対する非難が一定数ある。ジェーンダーロールについての意識改革は難しいのだろうか。これからの教育の大きな課題だと思う。2020/09/13

さらさら

2
アメリカで1988年に出版された本の日本語訳版。日本での調査も見てみたい。2020/08/13

こゆき

2
「顔見知りによる強要」… 同世代や友人、会社の上司…それでも恐怖の体験となるだろう。 実父からの性的虐待… この書籍は、怖くなった。 このような苦しみが無くなることを願う。2020/07/21

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