内容説明
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平安時代の僧・元三大師良源は、鬼の姿となり疫病を退散させたという。その「角大師」としての姿がお札に描かれ、今も信仰の対象となっている。その伝説と生涯を護符を交えてオールカラーで紹介する。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
ekura
5
比叡山の高僧・元三大師良源が疫病退散のため変化した姿と伝わる「角大師」のお札にまつわる小型のムック。 比叡山のある滋賀県の地方出版社、サンライズ出版の発行。 写真は史料価値高いけど、ページ単価高いなあ……サンライズ出版へのお布施だと思おう。サンライズ出版、頑張ってるし。2020/06/29
Jiemon
3
関東では、佐野厄除け大師、川崎大師、青柳大師、深大寺が元三大師のお札を配っているので、関東の人かと思ったら、比叡山延暦寺の第18代天台座主だった。その法力で疫病神を退散させたとの伝説から、次第に魔除け信仰の対象となっていったようだ。江戸時代にはこの本の表紙にもなっている日本の角のあるお札が大人気だったみたい。昔も「鬼滅の刃」みたな元三大師ブームがあって、それに乗っかって、寺社のお金集めの道具として全国に広まっていったんじゃないかと思う。そして、未だ集金の力は続いているのは凄い。2020/11/16
荒野の狼
2
32ページの小冊子で1時間もあれば通読できる内容。元三大師は良源の通称。角(つの)大師、鬼大師、降魔大師、豆大師と呼ばれる由来。元三大師のお札のコレクション、良源の生涯、元三大師おみくじ、アマビエ、疱瘡封じなどについて、写真付きで1-2ページで簡単な説明。900円と高価で表紙を護符がわりに使ったとしても、300円くらいが適当。2021/02/28