講談社文庫<br> 五十万年の死角

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講談社文庫
五十万年の死角

  • 著者名:伴野朗【著】
  • 価格 ¥660(本体¥600)
  • 講談社(2020/07発売)
  • ポイント 6pt (実際に付与されるポイントはご注文内容確認画面でご確認下さい)
  • ISBN:9784061361485

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内容説明

太平洋戦争開戦の日、日本軍は、北京の医大研究施設を急襲した。貴重な文化財である、北京原人の化石骨を接収するためだった。ところが、めざすものはすでに、金庫から消えていた。何者が持ち出したのか? 化石骨を追い、日本軍、中国共産党、国民党などの激しい暗闘が始まる。壮大なサスペンス横溢の、第22回江戸川乱歩賞作受賞作品。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

MIKETOM

5
第22回乱歩賞。個々の出来事(点)はわかるのだが、点と点を結ぶ線がさっぱり理解できないため、なぜそこではっと閃いたのか、なぜそういう行動にでるのかが全くわからず。ラストの謎解きもなんでそういう風になるのか全然理解できなかった(苦笑)。自分の理解力がないからなのだが、自分にとっては小説の体をなしていない本だった。話も面白くないしね。そもそも近代中国を舞台にした本を俺は読みたくない。途中で必ず、日本軍ガー、残虐行為ガー、侵略ガー、が出てくるからね。ましてやこの本は中国共産党を礼賛してるし。アホ丸出し。2017/11/11

東森久利斗

2
史実の闇に埋もれた謎、タブーでアンタッチャブルな様相を呈した史実ミステリーへの挑戦。1941年12月5日、歴史の表舞台から忽然と消え失せ、今日に至る、北京原人の骨の化石。直前までの足取り、以降の行方、経緯、動機、憶測と検証。日本軍(関東軍 特務機関)、米国、中国(国民党、共産党)、三つ巴のサスペンスな展開。知らなかった世界遺産”周口店の北京原人遺跡”、いかにも出そう、雰囲気満点。このまま迷宮いりしそう。2023/05/22

e dsks

1
電子書籍で読了2021/04/25

とらやん

1
日米開戦当時の中国。 消えた北京原人の化石骨を巡って、 日本特務機関、国民党、中国共産党らが暗躍するサスペンスです。 でもやっぱり、ちょっと古すぎる感じでありました。2015/11/27

通りすがりのブッカー

1
歴史ミステリーの割りには読みやすい。真珠湾開戦時の中国が舞台。スケールがでかく物語の進め方がスムーズ。ブローニング等の銃が飛び出すハードボイルドな内容を含んでいたのも好印象。後半、失速か。事件の真相をすべて一人で語らせる手法は、少し強引だろう。それに、スケールのでかさに応える解答とも言えないところがあって惜しいミステリーとなった。それでもまあ好きな類ではあった。2013/04/07

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