内容説明
ソ連の対日スパイの大物リヒアルト・ゾルゲが、巣鴨拘置所の看守・小柴に渡した手紙は、単なるメッセージではなかった！ その手紙をめぐって展開される謀略と殺人の構図は、第二次世界大戦前夜の緊張をいっそう高め、東京を各国スパイの暗躍の舞台にしたのだった。動乱のなかの人間絵図をドラマチックに描いた、迫真の歴史ミステリー大作。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
とらやん
1
ゾルゲ事件そのものではなく、 ゾルゲが残したメモを巡っての諜報物。 アメリカとの開戦前夜、訓練中の零戦が行方不明になり、 それを探し出そうとするソ連とアメリカの情報部、 そしてさらに彼らを追う海軍防諜班との三つ巴の頭脳戦。 古い冒険小説としては、そこそこ面白かった、かな。2014/06/10
kanamori
0
☆☆☆2011/10/18
