内容説明
「奇跡」そんなもん、存在なんてしない。――うだつのあがらない、駄目サラリーマンの僕は、突然のバイク事故でこの世を去ることに。
しかし、スサノオの目に留まり、八十八日間の命を与えられることになった。
限られた時間のなか、周りで巻き起こる数多くの超常現象を経験しながら、決して三十三年間考えることもなかった「死ぬこと」、「生きること」について僕は向き合うことになる。
果たして奇跡はあるのだろうか…
衝撃の感動作がいよいよ登場!
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
Masashi Matsuba
5
一種童話。事故死した駄目サラリーマンが、出雲の大魔王のよって88日間の命が与えられ、大魔王に体を貸す事になる。大当たりの宝くじで生活も変わり、仕事も充実、大魔王の要望もあり彼女も出来て命が惜しくなったかと思いきや、案外素直に残りの人生を楽しむ姿が良い。大魔王が起こすドタバタも楽しいし、完結するのが勿体ない気がする。最後の大逆転もなかなかのモノでした。2018/06/16
gun56
2
なんの取り柄もない会社員がバイク事故で死んだが、神さまの総元締めが自分の暇つぶしに88日間生き返らせてのりうつる。会社員は88日間の命と知りながら、仕事を頑張っていい方向に。途中の死神とのくだりは、神さまの威厳を示すにはいいかもしれんけどちょっといらんかったかな。2018/07/06
路地裏のポチ
1
出雲の神さまとバイク事故で亡くなった取柄のない33歳の会社員の88日に渡る奇蹟の物語。 天照大神の弟である「ワシ」こと須佐之男命は出雲の国で暇を持て余し、亡くなった男の身体に取り付き生き返らせてしまう。無能な会社員と全知全能の神さまが一身となって人間界で引き起こす奇想天外な日々は次第に会社員の有能さを引き出していく。その人間味溢れる展開に思わず惹きこまれてしまい一気読み。 SFや恋愛も入り混じったファンタスティックなストーリーは最後に起きる奇蹟にほっこりさせられた。 2021/11/03
min
1
日本天界No.2の神様が自身の退屈しのぎのきまぐれから起こす奇跡の話。軽いタッチでサクッと読めた。 主人公の馬鹿さ加減含む純粋さプラスαへの謝礼の奇跡の物語。何と言っても「熊野弁」がいい味を出している。2020/11/15
みやび
1
☆42018/07/07
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