ちくまプリマー新書<br> すごいぜ! 菌類

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ちくまプリマー新書
すごいぜ! 菌類

  • 著者名:星野保【著】
  • 価格 ¥770(本体¥700)
  • 筑摩書房(2020/07発売)
  • ポイント 7pt (実際に付与されるポイントはご注文内容確認画面でご確認下さい)
  • ISBN:9784480683809

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内容説明

高温や低温、重金属濃度の高い場所など極限に生きる菌類がいる。地球上のありとあらゆるところにいて、その総数は150万種とも。私たちの身近にいるカビやきのこ、酵母といった菌類とは何か?

目次

はじめに 生き物オタクの少年、菌学者になる
第一章 「菌」とはナニモノなのか?
たかがばい菌、されどばい菌
人、菌類を知る
今、菌界に名を連ねる者たち
簡単に一人にはなれない
私の中の極限環境
ウチの菌はどんな菌?
新種はひっそりと隠れてはいない
第二章 「菌」として生きる
え! 親戚だったの?
細胞の中にたくさんの核がある!
菌類の生き方1 自分のコピーが増える(無性生殖)
菌類の生き方2 自分と少し違う個体を増やす(有性生殖)
菌類の生き方3 自分を変えて、そのコピーを増やす(疑似有性生殖)
時には速く、時にはゆっくり進化する
第三章 「菌」はバイタリティーにあふれている
極限を生きる 温度プラス編
極限を生きる 温度マイナス編
それ美味いかな? 重金属に耐える
他の生き物を利用してでも生きる
菌が感じ、考える
第四章 なまらすごいぜ! 菌類(略)
ヒトが認めたそのすごさ
とは言え、人との関りNo.1は酵母だろう
戦争の置き土産
変わり者の力を借りる
暑さに負けず、塩対応も乗り切る
ミクロの世界が美しい
個体の寿命と種の寿命
おわりに 菌の生き方と人の生き方
参考文献

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

やま

10
星野さんの筋の本は3冊目。やわらかい所から硬い話まで硬軟おりまぜながらの展開です。この本はやや真面目よりですかね。菌類の世界も近年の進捗状況が激しいようで分類などが大きく変化しているようです。前半は専門的でやや難でした。前半に比べて後半は肩の力をぬいて読めました。2020/10/07

なおなお

9
久しぶりに新書を手に取る。読みやすい文章だった。菌類についての小ネタが面白い!コロナ禍での菌との付き合い方も少し触れており、なるほどと思った。2021/08/15

かもすぱ

9
迷著『菌世界紀行』の作者による、菌類の世界の案内書。相変わらず解説中にしょうもない小ネタをこれでもかと挟み込んでくる。ただ専門的な話の占める割合がだいぶ多い。後半のエンタメ的な菌のすごさで釣って、前半のかなり真面目な「生物としての菌類の位置」を読ませる構成?菌類の生殖とか染色体の異数体、遺伝子の変化の部分が興味深かった。2020/10/04

mercury

5
ひとつの文章の中にいくつもの内容が盛り込まれ、()内に余談まで入る書きぶりに慣れるまで大変だったが、それでも読者を引き込み読ませる菌への思い入れがすごいね!わからない単語、文が多すぎて良くわからないまま本を読んだのは久しぶり。印象に残っているのは、ロキ類アーキアがすごいとか、動物は植物より菌類に近い!とか、菌類は無性生殖、有性生殖、疑似有性生殖ができて寿命がないとか、進化がすごくゆっくりなことがあるとか、日本の国菌は麹菌とか。国菌が衝撃的で、職場で話題にした。三部作と言うことなので他の本も読みたい。2020/10/10

くまくま

4
菌はどんなところにもいて、潔癖症でも意味はないんだなと思った(笑)菌類たちは理論上寿命がないとされるが、なぜそんな厳しいところで生きるんだろうと思うようなものもあって不思議がいっぱい。2020/08/26

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