内容説明
「ガイア理論」の提唱者として知られる世界的な科学者が、21世紀に人間の知能をはるかに凌駕する〈超知能〉が出現すると予測。地球は、人類を頂点とする時代(=「人新世」)から、〈超知能〉と人類が共存する時代(=「ノヴァセン」)へと移行するのだ。〈超知能〉は人類より1万倍速く思考や計算ができ、人間とは異なるコミュニケーション手段を持つという。他方で〈超知能〉にとっても地球という環境が生存の条件になるため、人類と共に地球を保護する方向に向かうだろうと断言する。科学的なベースを踏まえながら、地球と生命の未来を大胆に構想した知的興奮の書!
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。
おめな
13
「有機的生命体によって統治された惑星(=地球)」と「電子的生命体によって統治された惑星(=ノヴァセン)」があり、後者が前者から進化するという話。賛否両論の「ガイア理論」から数十年が経ち、このコロナによって世界や人類の先行きが不透明となった絶妙なタイミングでこの本を出版するところがこれまた話題を呼ぶ。最近の科学者には受け入れはじめているようだが、まだまだガイア理論に関する賛否両論は顕在のようだ。 2020/06/19
Hiroo Shimoda
10
有機的生命から電子的生命へ。超AIが人類にとって代わる未来予想図だが、マトリックス的なディストピアではなく、計算機と人類は共存すると語る。植物と動物が共存するように。ただ、それは対等ではない。いいのか?2020/05/22
はやたろう
7
ガイア理論を生んだ著者による人新世の次の時代を語る。科学なのか、物理学なのか、宗教なのか、哲学なのか難しい内容。2022/11/25
ともブン
6
ガイア理論(仮説)を提唱したジェームズ・ラヴロックが御年100歳にして上梓したノヴァセン:新世紀の姿。蒸気機関を発明した人間は人新世に踏み出し地球を文字通り変えていった。資本主義の加速、宗教、戦争、物流、時間感覚。この人新世を超えた先、今やノヴァセンが始まろうとしている。 自律型の人工知能が主君となる世紀で、彼らはどう地球環境を守るだろう。そして遺物となりゆく人間はどう生きるのだろう。 読み終わって、哲学の価値や愛の形はかわってゆくのだろうかとぼんやり思った。2021/10/15
Pustota
4
人類が中心の時代から、人工知能(サイボーグ)が中心の新しい時代へ。人類は最も賢い存在という座をサイボーグに譲るが、環境維持のために共存する。いい加減たかが知れてきた人類の「賢さ」を思えば夢のある話なのかもしれない。ただ、サイボーグが本当に人間の役割を引き継ぐような存在になるとは、これを読んだだけではちょっと思えない。AIの直観とやらを過大評価しているようにも見える。2025/08/18
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