出版社内容情報
中村 颯希[ナカムラ サツキ]
著・文・その他
新井 テル子[アライ テルコ]
イラスト
内容説明
絶世の美女・珠珠。後宮の選抜で、身分を隠した皇太子や才ある妃候補達を魅了したその正体は、濡れ衣で後宮を追放された白豚妃こと珠麗だった!「バレたら処刑だわ!?」と焦りまくる彼女。引き続き後宮から脱走を図るものの、裏目に出て妃候補として評価されるばかり。さらに、貧民窟の主・礼央の助け船も逃してしまった…。ついには、かつて珠麗に濡れ衣を着せた黒幕の陰謀にまで意図せず切り込んでしまって―!?大ボリュームの書き下ろし番外編「二度目は、きっと」収録。
著者等紹介
中村颯希[ナカムラサツキ]
2016年の『無欲の聖女』(主婦の友社)以来、多数の人気シリーズを手がける女性作家。他の著書に『神様の定食屋』『地獄の沙汰もメシ次第』(双葉社)、『ふつつかな悪女ではございますが』(一迅社)など(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
mariya926
120
久々にきゅんきゅんしました。後宮を追い出されたので、後宮に戻れば死刑ですが、攫われ後宮に戻ってしまします。しかし痩せて声も涸れたので誰も気がつきません。なんとか脱出しようとする度に問題が起こり、珠麗の味方が増えていきます。後宮らしいドロドロもありつつ、三角関係などなど楽しめました。皇子が変装してってなかなか無さそうですが··まだ続くのかな?ここで終わっても大丈夫なくらい盛り沢山でしたが、珠麗を取り返す姿も見てみたいです。2022/02/27
海猫
100
2巻に入ると面白さも、よりヒートアップ。周りはヒロインに感心しては心酔。なにをやっても評価されるのに、当の本人は逃げることしか考えていないというのが、面白い。語り口やユーモアが冴えているのもあって、何度も吹き出した。また、漂う善意がたいへん好感の持てるもので、作品を上品にしているように思います。今回は後宮の黒い陰謀もあったけど、それを乗り越えた上でのハッピーな展開はとても気持ち良い。全2巻完結というのも、キリが良いな。著者の人はキレキレなコメディセンスがある方のようなので、他の本もぜひ読みたいと思います。2022/03/07
あっか
66
新刊。2巻完結?はあ…♡めっちゃ良きでした。堪能したー!礼央のそういうところが見たかったんだよおおぉ!という願望を見事に叶えてくれました。書き下ろし番外編も含めて大満足です。でもやっぱりちょっと物足りないので笑、ぜひ長きに渡る攻防と4年後も読んでみたいです。笑 腹黒策略家な男たちラブ。ヒーロー2人だけでなく珠麗の軽快な返しも、ドタバタな展開が全て伏線になってうまく繋がっていく様も見事で、思わず2時間ノンストップで読み切ってしまったほど。2巻で終わってしまうのは寂しいなあ。好きです。2022/01/18
papako
44
楽しいシリーズ見つけた!と思ったら終わっちゃいました。人気なかったの?それとも作者が広げる気がなくなってしまったのでしょうか。とにかく珠珠のキャラが楽しくてかわいくてよかった。後宮の設定などは読みづらくわかりにくかったけど。で、結局そっちか!というラスト。幸せそうでよかった。もっと書いていただきたかったけど、他のシリーズ読んでみようと思いました。2024/05/30
坂城 弥生
41
これで大団円?いやいやまだまだ波乱がありそうですよ…?2023/12/06