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内容説明
アメリカのGAFA(グーグル、アップル、フェイスブック、アマゾン)、中国のBATH(バイドゥ、アリババ、テンセント、ファーウェイ)といった巨大テクノロジー企業に情報と富のすべてが集中する現在。行き過ぎたデータ経済への反動から、彼ら“デジタル・プラットフォーマー”が利益の源泉としてきた個人情報を保護する動きが、欧米を中心に高まっている。データの時代からプライバシーの時代への移行が始まる中で、次に覇権を握るのは一体誰か? “周回遅れ”に甘んじる日本は、どこに活路を見出せばよいのか? 産業界の未来予測に定評ある著者が、コロナショック後の世界の行方を読み解き、進展するデジタル資本主義の行方を占う!
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
ta_chanko
11
現在、GAFAなど巨大企業がデータを握り企業利益を追求するアメリカ型と、BATHなど巨大企業を利用して国家がデータを握り国益を追求する中国型の、2つのデジタル資本主義が対立し優劣を競っている。しかし、コロナ後の世界においては、個人がデータ主権を握り分散型で利便性の高い社会を構築していく第三の道が望まれる。日本がその先頭に立つことは十分に期待できる。二者択一・二元論的な考え方ではなく、包括的で柔軟な社会の構築。レジリエンスに富み、自然との共生をはかる社会。新しい社会をつくるのはAIではなく、人間の価値観。2020/07/03
Yuichi Tomita
4
再読。データ、プライバシーの話は、カスタマイズがひとつの解で、やはり最後には個人の尊厳にたどり着くのだな。2020/08/08
Yuichi Tomita
4
第5章までは、GAFAを中心としたプライバシーへの脅威、動向について述べられており、第6章からポストコロナについて述べられている。ポストデジタル資本主義、レジリエンスというキーワードはあるが、繋がりは薄いので、第6章は執筆中に言及せざるを得なくなったものと思われる。 GAFAによるプライバシーの脅威については最新の動向がまとまっていて、プライバシーテックなんて言葉も初めて知った。データの利活用という今のところ答えのない問いへの答えは個人によるコントロールにあるのだろう。2020/05/25
takao
2
ふむ2024/05/10
たけぐる
2
相変わらず著者の米中メガテック企業の分析は面白く、多くの示唆を与えてくれる。プライバシー保護の規制がEUのGDPR等を中心に強まる中で、今までのように個人情報(また個人情報につながりうる情報)を収集することは難しくなる。そこで0パーティデータ(顧客自らが自発的に提供するデータ)を得ることが重要になってくるため、提供サービスにカスタマーエクスペリエンスの高い企業が生き残るのではないかとのこと。2020/08/12
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