内容説明
子どもに発達障害があると知ったとき、どう受け止めればよいのか。長年、障がい児支援に携わってきた著者が、障害への理解と、子どもの個性を輝かせる親の関わりについて、そのエッセンスを語る。『子どもへのまなざし』(福音館書店)、『「育てにくい子」と感じたときに読む本』(主婦の友社)ほか、多数の著書をもつ児童精神科医によるコラム(月刊教育誌『灯台』連載)を書籍化。
目次
Ⅰ 発達障害とともに歩む
1 「障害」と認識されにくい発達障害
2 障害への「無理解」こそが最大の不幸
3 自閉症──高い視覚能力と弱い想像力
4 自閉症②──周りの理解があれば必ず幸せになる
5 診断名にとらわれ過ぎないで
6 ADHD(注意欠陥・多動性障害)とLD(学習障害)の特徴
7 発達障害を受け止めることから子どもの幸福が始まる
8 治すのではなく、私たちが歩み寄る
9 学校生活で不可欠な先生の理解
10 友だち付き合い 近所付き合い
11 人生の岐路・進学や就職をどのように考えるか
12 発達障害と結婚
Ⅱ 子どもの特性を知れば夢を育んでいける